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追っ駆け場所


窓樹改め 三遊亭萬窓 襲名・真打披露 浦和公演
年 2001(平成13)年
月日   11月10(日)
時間    16:30 開演
会場       浦和公会堂





 さすが地元 盛り上がりました

サポーター  弥助
浦和に行ってきました。


 窓輝  [転失気]
 吉窓  [都々逸親子](終わったあと、踊りあり)
 志ん弥 [浮世床] 
 圓窓  [甲府い]
   中入り
  口上 吉窓(司会) 萬窓 圓窓 志ん弥
 紋之助(曲独楽)
 萬窓 [二番煎じ]


 ピンポイント感想
 全体として、寄席の雰囲気が伝わってくる、とても楽しい興行だった。
 演者とネタのとりあわせがとてもよかった。
 多忙でめったに寄席にいかれない父を連れて行って、よかったと思いました。


 窓輝さんは[転失気]
 客席の左半分だけを相手に噺をしているように感じました。私が客席の右側に座っ
ていたから、特にそう感じたのかもしれませんが、、、。
 他の演者のときはそういう違和感みたいのはなかったので、、、。


 吉窓さんの[都々逸親子]
 寄席に初めてきた人でも楽しんで聞ける爆笑ネタで、いつ聞いても面白い。お客さ
んをがっちりつかんでいたように感じました。
 この日は前半に噺家さん4人が並ぶ取り合わせで、色物さんがいないと、落語が好
きといっても少しだれるところもあるのだけど、吉窓さんの踊りがここで入って華や
かな雰囲気になり、とてもよかった。


 志ん弥さんの[浮世床]
 現代物の[都々逸]から、こんどは江戸時代の雰囲気が強くあらわれる噺。このと
りあわせが絶妙の雰囲気を作っていた。
 亡くなった志ん朝さんの口調がどことなく出てきていて、故人が偲ばれました。
 長く演じようとすればもっと長くできる噺なのだけど、今日は萬窓さんの前席とい
うことであっさりと演じていました。
 将棋の場面で、盤の側面に油を塗って駒をごまかしたり、キセルをすりかえたりす
いいと思いました。


 圓窓師匠の[甲府い]
 我が家は日蓮宗で、明日はお会式だなどという話をしていたところ、今日、圓窓師
匠が[甲府い]を演じてくださったので、とてもよかった。
 まだ風邪のほうが完全に治ったようではありませんでしたが、それでも、売り声と
いうことになると、かわらぬ元気なお声で安心いたしました。
 圓窓師匠が中とりでみっちりやると、場内の雰囲気が締まるし、中入後に向けてま
た楽しみがわいてまいります。


 吉窓 萬窓 圓窓 志ん弥の各師匠 ”口上”
 とても華やかでよいです。吉窓さんの司会もよかったし、志ん弥師匠、圓窓師匠の
口上と続き、場内も盛り上がりました。
 圓窓師匠は、亡くなった志ん朝師匠、文蔵師匠のことにも触れていました。
 最後に志ん弥師匠の音頭で三本締め。
 場内の雰囲気は最高潮に。


 紋之助さんの”曲独楽”
 場内を一周するなど大熱演。


 トリは 萬窓師匠の[二番煎じ]
 前半の夜回りに行く場面は、あっさりと流す演出が多い中で、今回はある程度じっ
くり演じていたおかげで、登場人物の性格がきれいに描き出されており、後半、番小
屋に戻ってきてからの立ち居振舞いも納得のできるものでした。
 細かいところの演出にだいぶ気をかけていらっしゃるという印象でした。酒を飲む
噺、萬窓師匠は得意にされていますね。
 前に[試し酒]をうかがったときは冷やでキューっとやりたい気分でしたが、今日
は熱燗でちびちびやりたいなー、という印象でした。




熊本からきた甲斐がありました 

サポーター  チャッキー
11/10 in 浦和(今は、さいたま市ですね)


 圓窓師匠の[甲府い]
「豆腐ィー、ゴマ入りィー、ガンモドーキ」の売り声が「甲府ィ、お参りィ 願ほど
ーき」の落ちになる。
 だいぶ前にTVで聴いた時に、「わぁ、良く出来ているなぁ」と思い(生意気言っ
てすみません)、また聴けて感激でした。


 萬窓師匠[二番煎じ]
 本当に、美味しそうに酒を飲み、猪鍋を食べて、、、お酒や肉が苦手な(嘘です)
私も食べてみたくなりました。
 前半の夜回りの場面で、金棒や拍子木を握る手が寒さのため、震えているように感
じた噺家さんを聴いたことがありますが、どなただったのでしょう。(彦六師匠では
ありません)




飲み食いの所作 絶品です 

サポーター  さりあ
 萬窓師匠、真打披露の会、お疲れさまでした。
 打ち上げでもお話させて頂きましたが、飲み食いする所作は、もう、絶品でござい
ました。
 ちょうどお腹も減ってくる頃だったので、刺激されてグーッと鳴りはしないかと、
心配したほどでございます。

2002・4・18 UP






窓樹改め

三遊亭萬窓 襲名・真打披露パーティー


 年     2001(平成13)年
月日        9月16日(日)
時間 13:00開宴〜15:30終宴
会場        有楽町・東京会館
司会          三遊亭 窓里

開 宴  新真打 萬窓 入場

 ロビー側の屏風が開かれ、萬窓と師匠の圓窓の横並びの立ち姿がなんとも美しい。
二人は客席の左右、中央に頭を垂れ、圓窓の先導で"中の舞"の出囃子に乗って客
席を通って、奥の本ステージに上がる。




挨 拶  三遊亭 圓窓

「落語協会は、この秋、10人を真打に昇進させます。
 それを批判する向きがあります。『十把一からげ』とか、『大量生産』『粗製濫造』
とか。
 要は真打になる人数が問題ではないのです。一人でなろうが、十人でなろうが、百
人でなろうが、その一人ひとりが、良いか悪いかが問題なのです。
 過去を見ても、一人で披露目をしてもパッとしない者もいます。また、十人でなっ
た中から抜きん出た噺家も大勢います。
 今日、こうしてお集まりのみなさんは、十人の中から萬窓を見出してくださいまし
た。だからと言って、この萬窓には10分の1の価値しかない、というわけではない
はずです。
 あたしは、この先、萬窓は十人分の実力と価値観を持った噺家になることと信じて
おります。
 大勢さんから期待をいただいているわけですから、萬窓がこの先、怠けて悪い噺家
になるようなことがありましたら、今日、いただいた祝儀は残らずお返しするように
いたします。
 あたしにも返してもらいたい。返すのなら、早いほうがいい。そうしてもらえれば、
あたしの家の遣り繰りも今月は助かります。
 そのくらいの厳しさを持って、皆様も叱咤、激励してやってください。
 よろしくお願い申し上げます」




祝 辞(短縮 ご容赦) 畝本 至

司会「落語や歌舞伎関連などで窓門全員がお世
  話になっています。落語会の世話人として
  も若手を育ててくだすってます」

「窓樹さんと初めて会ったのは、13年前になります。
 その時の印象は『噺家より歌舞伎役者にむいてるなぁ』と思いました。大師匠の圓
生師もいい男でしたが、萬窓さんも勝るとも劣らない二枚目です。
 二つ目になり、私のやっている地域寄席に出演してもらうようになってから、聞く
たびに腕を上げ、ちょうどいい時期に真打になったと思います。
 本日はおめでとうございます」




祝 辞(短縮 ご容赦) 丸山 宏一

司会「窓門会関連のチラシ、プログラムの印刷
  をやってくだすってます。圓窓の小中学校
  の同級生です」

「先日の落語会〔圓生物語〕でも、萬窓さんのとてもいい[お花半七]を聴きました。
 これからも芸に精進して頑張ってください。おめでとうございます」




祝 辞(原稿文の転載) 吉田 明

司会「インターネット、メーリングリスト〔浮
  世床〕の仲間のお一人。そちらの面から、萬
  窓を盛り立ててくだすってます」

「本日は、萬窓師匠、ご真打昇進、おめでとうございます。
 思い起こせば、萬窓師匠を初めて見しましたのは、14年前、1987年。圓窓師
匠のお宅へパソコンのセットアップをしに、初めてお伺いした時でした。
 その当時、萬窓師匠は入門してから1年ほどで、圓窓師匠のお宅へ前座として通っ
てらっしゃいました。
 その時の、私の第一印象は、ただひとつ。『久米宏に似ている』でした。
 ちょうど、その頃から圓窓師匠は、幅広いご人脈に加え、〔パソコン通信な人達〕
という、他人の目からはワケのわからない人脈を持つようになりました。
 僕は、圓窓師匠がそのパソコン通信な人達とのお付き合いを、いろいろな形でご自
分の芸に反映されているのを、目(ま)の当たりにしていましたので、その当時、圓
窓師匠に何度か「お弟子さんはパソコンなさらないのですか?」とお伺いしたことが
あります。
 圓窓師匠はそのたびに、「うちの弟子は、新しいもんに弱いから」と、おっしゃっ
ていました。

 それから13年、パソコン通信で始まった圓窓師匠とのお付き合いは、インターネ
ットのメーリングリストへ形を変えていったのですが、とうとう、お弟子さんの中で
一人、その仲間に入っていらっしゃいました。
 それが、窓樹さんでした。そして、萬窓を襲名して真打になったのですから、とて
も嬉しいです。
 そんなわけで、メーリングリスト〔浮世床〕の人達も、同じネットワーク仲間とし
て、今回の真打昇進をとても喜んでいます。
 そこで、〔浮世床〕の人達から、萬窓師匠にお祝いのメッセージが届いていますの
で、披露させていただきます。
      ======================
 最初に、熊本の"チャッキーさん"から、
『萬窓師匠、真打昇進おめでとうございます。
 これも一重に圓窓師匠のご指導と、窓樹さんの"たゆまぬ"努力の賜物と考えます。
 素人がこのようなことを言うのは、おこがましいのですが、真打ち昇進とは、一人
前の落語家としての、スタートラインに立ったということ。
 これからさらに、大看板・人間国宝・名人・協会幹部などなど、お好きなものを目
指して、がんばって下さい。
 今後のご健康とご活躍を、はるか熊本の地よりお祈り申し上げます』
                               ============
『はるか』って書いてますが、今日、チャッキーさん、ここにいらっしゃってるんで
すよね。
      ===============
 次は、流山の"大蛇さん"から
『落語[一目上がり]ならぬ"十倍上がり"で、千客万来を祝う狂歌一首
 十倍の その十倍と ふえる客 三遊窓樹 百千 萬窓』
                                ===========
 大蛇さんもあそこにいらっしゃいますので、この歌の意味がよくわかんなかったら、
直接お伺いください。
      ==============
 最後に、札幌の無銭さんから
『萬窓師匠、真打ち昇進おめでとうございます。
 お祝いの会に駆けつけずに、申し訳ありません。
 来年の一月二十五日に札幌で"萬窓師匠 真打ち昇進のお祝いの落語会"を開きま
すので、その時にたっぷりとお祝いをさせて戴きます。
 今から来年のことを言うと、鬼が笑うでしょうか?
萬窓師匠の落語会です、鬼にも大いに笑って戴きましょう』
                                ===========
 ただ今、ご案内したとおり、来年1月25日に札幌で萬窓真打昇進のお祝い落語会
が開かれます。圓窓師匠も同伴します。
 その時期には、みなさん、札幌にぜひお越しください。
 真冬の北海道ですので、落語[弥次郎]に出てくる、生(なま)の"おはよう玉"
が見られます。


 その他にメーリングリストの仲間も、お祝いという事で、みんなでお金を出し合っ
て、〔東京かわら版〕に広告を出すことにしました。
 かわら版の10月号に、萬窓師匠のインタビューが載りますが、その同じ号に萬窓
師匠の祝い広告が1ページ掲載されます。
 圓窓師匠が五百噺を達成した時も、みんなでお祝い広告を載せたのですが、その時
は裏表紙に15分の1ページでした。
 今回は、1ページ、バーーンと出して、版下もプロに頼んで、その上、まだお金が
余ったというくらい、お祝いが集まりました。
 集めたお金で余った分は、ご祝儀として後日お渡ししますので、世界平和にでも役
立ててください。
 みんな、とっても萬窓師匠に期待を寄せております。
 本日は、誠におめでとうございました」




鏡 開 き 萬窓 萩野喜弘 圓窓

司会「萩野氏は酒樽の贈呈者です。新潟県で中
  学校の教員をなさってまして、校内で落語
  鑑賞会も企画してくださったお方です」
エ イ エ イ エ ー イ ! ! !




乾 杯  栄 由利

司会「ご発声は、萬窓が稽古に通っている小唄
  の師匠です」
カ ン パ ー イ ! ! !




会 食  全員 一斉に

司会「どうぞ、召し上がりながら、ご歓談くだ
  さいませ」
オードブル盛合わせ
コンソメ ゴール風
鰈のシャンパン蒸し
牛フィレステーキ ボルド風ソース
季節サラダ
三色シャーペット
コーヒー
「旨いね」「いい味だ」「これでなくっちゃ」「さすが、東京会館!」
ワ イ ワ イ ガ ヤ ガ ヤ ! ! !




余 興 ・ 玉すだれ  柳家一九 三遊亭歌る多 柳家太助

司会「落語よりも張り切っております」
アサテ アサテ アサテ サテ 南京玉すだれ ! ! !




歌 謡 シ ョ ウ  潮 えい子

司会「萬窓の行き付けの板橋の飲み処のおかみ
  さんです」
持ち歌の ♪ [しばらく音頭]♪ [北上川旅情]♪
美空ひばりのヒット曲 ♪ [港町十三番地]♪




大 黒 舞  今井 茂雄


司会「佐渡からやって来た祝いの舞です」

大黒の衣装に面
会場を舞い歩きながら 萬窓と圓窓に祝儀の飴と昆布を配り
ステージへ 改めて一舞




謝 辞  三遊亭 萬窓

「ニュ−ヨ−クでは大変な事件が起きました。
 6年前の阪神・淡路大震災の二ヶ月後、神戸でボランティア落語をやりました折、
みな、涙を流して喜んでくださった。
 噺家になって本当に良かったと思いました。
 これからも、期待を裏切らない真打になることを約束します。
 本日はありがとうございました」




三 本 締 め  三遊亭 吉窓

イヨーッ シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン !




お 開 き  萬窓 圓窓

みなさんへお礼のお見送り
ありがとうございました ありがとうございました




後 日 物 語


” 余韻に浸ってください ”
語り  無 銭


 圓窓師匠、萬窓師匠。
 真打昇進お披露目の祝賀会、おめでとうございます。
 お疲れさまでございました。
 萬窓師匠はまだその余韻にお浸りのことと思います。
 電車の中で突然、ニタリニタリということのないように、、、(笑)
 いよいよこれから、真打昇進の寄席興行ですね、頑張ってください。
 来年の一月二十五日、札幌での落語会楽しみにしています。
 とりあえずは、お祝いを一言、、、。




” 鏡開きの謎が解けた”
語り  あきら


 萬窓師匠の真打披露興行から一夜明けて、頭ガンガンなあきらです。
 昨日の、真打披露興行はとても盛会でした。
 圓窓師匠から「照れずにやりなさい」とお小言を頂きましたが、あたくしの懸案の
スピーチも無事終えました。


 昨日の樽酒はおいしかったぁ。
 鏡開きって、樽を割るんだと思ってたんですけど、あーゆー形だけのってあるんで
すね。
 実は、自分の成人式のとき、土着な連中に混じって、誰も知り合いのいない状態で
ポツっと座ってたら、市の人に鏡開きを頼まれまして、ワケのわかんない状態で、ス
テージに上げられました。
 で、小槌もってドスンと叩いたら、割れないんで思いっきりもう一度やったら、市
の人が慌てて制止するんです。
 僕はてっきり「かつがれた」と思って、20年間ずーーーっと、イヤな思いしてたん
ですけど、あーゆーのもあるんだと言う事で、今度は自分が無知だったことに、自分
が情けなかったってのを知りました(笑)鏡開きは鬼門です。


 料理も手が込んでました。ちっちゃいパイの中にブルーチーズをクリーム状にして
入ってるやつなんて、おいしかったなぁ。
 終わってから師匠にもご馳走になって、どうもありがとうございました。




” 温かいパーティーに感激”
語り  仲野 兼夫


 昨日(9月16日)、萬窓さんの披露宴でお目にかからせて頂きました横須賀市の
仲野と申します。
[九州吹き戻し]の席におりまして、萬窓さんとは義理の従兄弟になります。
 昨日は師匠に「ホームページをもっと頻繁に更新して下さい」などと失礼な事を申
し上げてしまいました。
 実は今、拝見させて頂いているのですが、今月(9月)はすでに3回も更新されて
おられました。誠に申し訳有りませんでした。軽率な発言でした。
 落語家さんのパーテイーに出席させて頂いたのは初めてだったのですが、楽しくて
いいもんですね。皆様のご祝辞、お仲間の皆さんの余興、とても温かくってすばらし
かったです。皆さん応援して下さっているんで萬窓さんも、頂いた御祝儀をお返しす
る事の無いようにがんばってもらいたいと思っております。
 10月15日の浅草演芸ホール(萬窓の披露日)へお邪魔するつもりですので、今
度は客席から拝見させて頂きたいと思っております。
 お体を大切に、ますますの御活躍をお祈り申し上げます。




” 駄洒落の言い残し”
語り  丸山 宏一


 先日は失礼しました。
 圓窓師匠からの「スピーチを頼む」だけのFAXだったから、結婚式での宴席の途
中の軽い祝辞だと思っていたのです。
 ところが、開宴直後の祝辞、窓門会を代表して2番目にしゃべるなんて考えていな
かったので、ちょっと上がり気味だったかもしれません。内容がマッチしていなかっ
たようで、萬窓さんにも謝っておいて下さい。
 会費が2万5千円だけど、こんな目出たい会なら3万円でもいいんじゃないかな。
祝辞も「三遊亭・萬窓・圓窓の頭文字をとると、"三萬圓"になる」という駄洒落のオ
チで終わるつもりだったんだけど、喋っている途中、ちょっと変かなと思ったのでヤ
メにしました。もったいないことをしたと、悔やんでます。(笑)


 それでも出席者も多く、立派な会でびっくりしました。
 窓門の皆さん、これからも頑張ってください。




" 萬窓さんの挨拶は 力強い宣言 "
まるがお通信(57) 千馬 千恵


 萬窓さん。真打おめでとうございます。
 台風、テロと空を見上げる日が続きますが、3年前、そう、3年前のしし座流星群
のあの夜空を見上げた頃から「窓樹さん(萬窓さん)はもう絶対真打!」って思って、
この時を待っていました。


 2001年9月16日、東京会館での真打披露パーティーの開宴の少し前、ウェイ
ティングルーム。大勢のお客様の中を忙しく、しかし、立ち振舞からして美しい方を
発見! この方が萬窓さんの奥様でした。「きっと、萬窓さんの噺の中でもとても大
事なモデルさんでもあるのだなぁ」と納得。
 萬窓さんの噺のマクラにある「汽車のボックス席に1人で、3人家族と乗り合わせ
て、1人気恥ずかしく本に目をやる」という場面も、もう逆の立場になりましょう。
噺の巾が広がりますね。

「圓窓師匠もすっかり安心のご様子」と、これまた勝手に納得。いいお弟子さんばっ
かりだ!!
 見事な感動的なスピーチと三本締めの音頭をとった吉窓さん。司会の窓里さん。お
二人もきっとご自分の時の事、思い出されていらっしゃるのでは・・・と思います。
 次の番になるのは本日スーツでカッコよくキメた窓輝さん。平和な青い空の下で・
・・私は楽しみにしています。頼みます。


 演歌に酔い(前の”欠伸指南”の円卓にはとっても静かに聴いている小さな淑女《
紳士かナ?》がおりました。感心!)、紅白のオリジナルワインに酔い、和田さんに
ご紹介していただき、お隣の席の西さんや北澤さんと「落語談義」に酔わせていただ
きました。


パーティーのお開き近く、萬窓さんのご挨拶は、とても力強い宣言と受けとりました。
忘れません。このような場"真打誕生"の場に立ち合わせていただいた事、感謝いたし
ます。
 下席からの披露興行、聴かせてください。
2001・10・29 UP