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ヨーガス長屋 | 映画素人評論 |
第五回 ヨーガス総見 |
今月の月番 ムービー大家 『 ハ リ ケ ー ン 』 (00年度:アメリカ 製作) ボクシングの映画は やはりアメリカ制作がいい 日本にもそれをテーマとした作品はあったが どうしても 見劣りがする 貧弱だ その原因は 日本には 絵になるプロボクサーがいない ボクシングをこなせる役者がいない しかし それだけではない 人間になくてはならない愛がないからだ この映画には その愛がある 月日:2000年7月30日(日) 時間:10時00分 上映スタート ??時??分 終映 映画館:日比谷 シャンテ シネ(T 3591・1511) チケット:当日券 1800円 シニア 1000円 前売り 1600円 (前もって前売りを買ったほうがお得です) 総見後 食事 確認のため 参加・不参加の連絡ください |
三遊亭 圓窓 2000・7・20 UP |
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第四回 ヨ ー ガ ス 総 見 |
今月の月番 小井出正行 『 ガ ラ ス の 城 』 (98年度:香港 製作) |
メイベル・チヤンが自らの出身校を舞台に 学生時代への哀惜を込めて描く 近来まれにみる スイートなラブストーリー 香港返還前夜の1996年の大晦日 ロンドンのビックベンで 不倫の二人の事故死 遺体確認に向った二人の子供達も含めた二た通りの男女ストーリーが 国際都市香港を舞台に詩情豊かに描かれる |
月日:2000年4月23日(日) 時間:11時30分 上映スタート 13時30分 終映 映画館:岩波ホール(地下鉄・神保町駅から2分 岩波ビル10F) デンワ 3262―5252 チケット:当日券 1800円 シニア 1000円 前売り 1600円 (前もって前売りを買ったほうがお得です) 渋谷から始まって 日比谷から 新宿へ回りましょう 総見後 食事 |
確認のため 参加・不参加の連絡ください |
三遊亭 圓窓 2000・4・6 UP |
「ヨーガス長屋」かわら版 |
第三回 ヨ ー ガ ス 総 見 |
今月の月番 長島良枝 |
(アメリカ作品) |
確認のため 参加・不参加の連絡ください |
三遊亭 圓窓 2000・3・23 UP |
第2回 総見 『遠い空の向こうに』住人の感想文集 |
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ストーリー 文責 圓窓 |
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『 家庭教育と学校教育 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 楽女(平岩佐和子) |
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ヨーガス長屋の皆様。 この日の午後1時30分より上野でやるオペラのチケットをずっと前から購入して いたため、洋画鑑賞後の評論家大会に参加できず、残念でした。すぐあの場を立ち去 り、大変失礼しました。 さて、第二回のヨーガス長屋の総見。なんと、先月の総見以来、私は映画を見てい ないことに気がつきました。ショック。 『遠い空の向こうに』は、文部省認定映画にも見えてきました。実話である、という ところが、そうでなくも見えますが(涙も誘うし)・・・。 教育という視点から言うと、二つに分けて、家庭の教育と、学校教育。 家庭内では、あの親父さんは、日本の高度経済成長期の親父像を絵に描いたような、 そっくりな部分があったように思います。あと、気になったのは、親は平等に愛情を 注いでいるつもりでも、兄弟がいると、偏ることがあるということ。映画では、それ を誇張して逆境の材料の一つとしていましたが、実際問題として、(兄弟間での愛情 差が)どのくらい影響があるのか、気になりました。 学校教育でも、すぐ形に見えるスポーツ系に「奨学金が下りる制度」と言う校長先 生。それに対して「興味を持ったときが勉強しどき」と促す担任の先生。 日本の学校教育制度も、広く一般の知識を詰め込むのではなくて、想像性を高めた り、興味を強くもたせたりするような考え方だと、また面白い日本人が増えるだろう に・・・。 何年か前の『陽のあたる教室』(教師の方が主人公でしたが)にも似ているような 感じを受けたのは、教育の姿勢・方向性を考えさせるからかもしれません。 ついでに……、ちゃっかり…、(当日のオペラの感想も載せておきます) <実相寺演出『魔笛』>の感想。 ウルトラマンの実相寺監督が、モーツァルトのオペラ『魔笛』を演出すると言うの で、観てきました。もう8年くらいオペラを観ていなかったし、『魔笛』は、話が複 雑であるような印象があったし、あんまり期待して行かなかったわけです。 しかし、会話は日本語で、歌は原語(ドイツ語)で字幕スーパーあり、魔法の笛を 吹く(夢の)部分では、ウルトラマンの怪獣、お馴染みのエレキング・カネゴン等々 が出てきて爆笑。 火の世界では炎が、水の世界ではドライアイスの煙の滝が(まんまと言えばまんま んなのですけど)、夜の女王には、レーザー光線、三人の女王の手下もポータブルの 蛍光灯を持たせ、照明をうまく使ってました。 ここまで、書いたのを見ると、なんだ、金をかけただけじゃないか、と思いがちで すが、複雑な『魔笛』の話をわかりやすく、楽しく伝えることができていて、とって も面白かったです。 で、一番印象に残ったのが、モーツァルトの重唱(場面によって二重唱〜六重唱ま である)の作り方が、美しいと思ったこと。改めてオペラが芝居であると思ったこと。 演出が違うとこうも違うか、と思いました。 一番安い席(2千円)で、1時30分から5時まで楽しめました。 |
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『 自分の経験と重なった 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 (武田安史) |
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本日は、映画鑑賞のあと、人ごみにまぎれて、皆さんの姿を見失ってしまい、食事 会に参加することができませんでした。ご心配をおかけしたことと思います。申し訳 ありませんでした。 あとから考えれば、プリントをいただいた封筒に、師匠の携帯電話の番号が書いて あったので、そこに電話すればよかったのですが、そのときはとっさにそういうこと に気づかず、そのまま、他の用事を済ませるために新宿へ行ってしまいました。大変 失礼しました。 さて、映画の内容についてですが、私自身、去年の秋に『キューポラのある街』を みて以来、映画を久しく見ていなかったので、雰囲気そのものに飲まれてしまったこ ともあるかもしれませんが、実に感動しました。 高校生の少年が、さまざまな苦労を乗り越えながら、自分の生きる道を開拓してい く姿は、私自身の経験と重なり合い、終わり近くなって、ずっと涙を流しておりまし た。 とくに、すばらしい先生との出会いとか、父と息子の葛藤を乗り越えて、最後にロ ケットの発射ボタンを父親が押すシーンなどは、涙なしでは見られませんでした。 研究者のはしくれとして、学問することのすばらしさを訴えかけるこの映画を、今 の日本の高校生にもぜひ見てほしいと思いました。 勉強とは、「受験とか資格のためにするもの」と思っている人たちに対して、「そ うではないんだ、自分というものをより豊かにするためにするものなんだ」というこ とを、この映画を通して知ってほしいと思いました。 そして、このことは円窓師匠のおっしゃる「笑涯楽習」と、根本的には同じことで あり、金や名誉にとらわれない、心の豊かさを多くの人々に知ってもらいたいです。 ヨーガス長屋の皆様方と話をすることができず、かえってご心配をおかけしたこと と思いますが、こんなすばらしい映画を見られて、今日は感動の一日でした。 本日はありがとうございました。また次回も、よろしくお願いします。 |
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『 暗闇でボロボロ涙って、素敵 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 ロッキュー(玉木文子) |
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あの日、あの時、映画の素晴らしさに酔いしれていましたが、それが少し醒めると、 「それにしても、あの映画館の非常燈は、なんであんなにチカッチカッしてたんだろ う!」 「あの映画館は、なにを考えているのか!」 「あんなに良い映画を、上映しているのに!」 「プライドってものが、ないのかしら!」 「これだから、日本の映画界は、衰退してしまうんだよ!」 などと、映画そのものはそっちのけで、プンプンプン。 いけない、いけない。映画の感想でしたよね、映画の。 それは、もう、もちろん、文句なしのブラボー。 (あとの、ピザもブラボーでしたが……) 元気、勇気、感動を、ありがとうございました。 なんと言っても、あの暗闇の中でボロボロ泣けるって、素敵。 また、来月も楽しみにしてます。 |
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『 傷ついた経験は 人の傷の痛さを知る 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 清女(三橋馨) |
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<差別からの脱出は、人の心をたくましく、また優しくさせる> これは、この映画が、色々な場面で訴えかけていた事だと思います。 実際に、映画の中では、『人種差別』があるわけでも、『女性差別』がある訳でも ないのです。ただ、あまりに日常的に、自然な形で入り込んでしまっている為に、気 がつく人は少ないのかも知れません。この映画の中では、1,兄弟での差別 2,ク ラスメート同士の差別 3,地域の差別 が出てきます。 兄弟で、兄ばかりを褒め称える父。兄も、同じように弟を馬鹿にしている。親を心 底嫌う子どもはいないでしょう。どうしても兄には勝てない、だけど親には認めて欲 しい。そんな状況を経験した事はないでしょうか。 クラスの中で、「ちょっと変わっている」と言うことで、仲間はずれが起こったり しているのは、どこでも一緒。日本でも、「いじめ」が問題になっているのだから、 経験をしていなくても想像はできる事でしょう。 日本では、狭い国である事もあり、出身地域で職業の選択が難しい所は少ないが、 広いアメリカではうなずける話です。でも、こんな狭い日本だって、まだ同和問題が 片付かない状態ですから。 主人公を含めて、この4人の少年達は、これらを全て克服していくのです。それに は、努力も必要でしたが、この努力するには、たくましい精神力が必要なのです。周 りに反対されたり、馬鹿にされたりしながらも貫き通す精神力は、達成したとき、自 信というものに変わっていきます。また、反対されたりすることによって、多くの傷 を負ってしまいますが、これが優しさに変わります。傷ついた体験が多い程、人の傷 の痛みが分かるのです。 私は、この映画で人の心に直接触れたような気がしました。そんな暖かいものを感 じる事が出来、本当に嬉しく思います。 |
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『 清女の感想を読んで 洒落が浮かぶ 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 代脈(三橋敏武) |
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代脈:「差別」なんて考えもしなかった。よくそんな発想ができるね。 清女:見方が違うのかもしれないけど、いろんな意味があったよね。 代脈:それもそうだ。じゃあ、感想文には「清女」と書いてありましたが、本当は「 代脈」です、って書いたら? 清女:嘘はいけませんね。考えもしなかった内容なんでしょう。 代脈:そうそう。でも、これだけ内容が詳しく書いてあるのに、ロケットという字が、 一つも出てこないのはすごいね。 清女:あらら…それもそうね。メインはロケットだったのにね。 代脈:まぁ、やればできる! 支えてくれる人とか、見守ってくれている人がいる、 と言うことだね。 周りに反対されても、学校の先生や、内緒で板金技術を教えてくれたり、材料 の提案をしてくれる人がいる。そして、最後には、一番反対していた父親が助け てくれた所は、感動と言う言葉に匹敵するかもしれない。 やればできる! という意志が、周りを動かしたのかもしれないが、共感でき るものが多かったように思う。 ところで、あの映画、実は続編があるんだよ。 清女:へぇ、そうなの? 代脈:ロケットができあがった時に、お祝いのパーティをやったんだって。 清女:本当!? 代脈:打ち上げパーティ…、といってね。 清女:それ、本当なの!?(笑) 代脈:空見た事かってネ。 |
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『 原作も読んで 二重奏 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 大家 ムービー(富塚久美子) |
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ヨーガス長屋の住人になって、良かった。……、ありがとう。 本(この映画の原作・〔ロケットボーイズ〕)とこの映画に出会えて、良かった。 ……、ありがとう。 この映画をまだ見る予定に入れてない頃、わずか、150kmの上空を毛利さんを乗せ て飛んでるエンデバーに思いを馳せながら、〔ロケットボーイズ〕を読んでました。 原作を読んでいたことで、映画にさらに深く入ることができたと思います。 映画のセリフが本のセリフの情景と重なって、二重奏のように頭の中でぐるぐるを 回ってきました。 前に見た映画〔海の上のピアニスト〕の原作は一人芝居の戯曲でしたが、この映画 の原作は自叙伝です。原作の種類の違いによって、こんなにも意味合いが違ってくる ものかと、しみじみと感じました 映画を作る監督さんも、見る側のわたしにもかなりの思い込みがあり、それがまた 合ったり、隔たったり。だから、映画は楽しく、面白いのかも……。 ヨーガス長屋の住人になってから、あたしの頭の中は俄かに忙しくなりました。 三月の月番さん、よろしく。 |
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『 辛くなったとき ビデオでまた観よう 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 月番 マッコ(二口真規子) |
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おいしい、果物のような映画でした。 フレッシュでジューシーで、あと味すっきり。 渋みとか、コクとか、深みとか、そういうものはないけれど 観た後は、とっても元気になって幸せになっていました。 映画の途中で、何度も涙が出ました。 どういう涙なんだろう、と思います。 悲しいからでも、悔しいからでもv 嬉しいって訳でもない。 何かを信じられるって思った時、 あんな感じの涙が出るのかな。 やっぱ、私も頑張るよ、明日っからって 思えた映画でした。 何かを本当に純粋にやろうとしている人を 人って助けてあげたくなってしまうものなのでしょうか。 私も思った。 何か、彼のためにしてあげたいって。 できること、ないかなって。 この映画がビデオになったら手に入れて ちょっと辛くなったとき観よう。 きっと、元気になる。 そう思った映画でした。 |
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『 〔スタンド・バイ・ミー〕をしのぐ 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 おぷあ(三浦紘一) |
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〔スタンド・バイ・ミー〕〔スリーパーズ〕〔サンド・ロット 僕たちがいた夏〕等、 数え上げたら切りがないほど、少年たちのグループを題材とした映画は多い。 今回の映画は宇宙ロケットに夢を馳せたところがユニーク。〔スタンド・バイ・ミ ー〕をしのぐ出来に感動した。 人間は興味を持つと、手に届かないものが届くようになる。日本の教育ももっとそ の子の持っている才能を伸ばしてやる教育へ変わっていかなければ……。 この映画の中の出来の悪い、数学などにはまったく興味を持たない子でも、のちに は、難しい科学技術まで解き明かせるようになるのだから……。まさに、好きこそも のの上手なれ、である。 父と子の葛藤もこの物語にはからんでいる。 炭坑夫を継いでほしい父親。お父さんが負傷して、その子は一時的に炭坑夫となり、 退院後、父子が数日間一緒に働く。この何日かが、父親にとってはもっとも嬉しい日 々であったであろう。 どこの父親も一緒だ。 炭坑夫を描いた映画〔わが谷は緑なりき〕〔ブラス〕等、それぞれ、ストライキ、 落盤事故が出てくる。それだけ命をかけた厳しい仕事なのであろう。 感動した。 映画は楽しい。 毎年、行っているメジャーリーグ観戦。 今年はこの映画を観たので、ヒューストンに行って、ヒューストン×アストロズ戦 を観たいなぁ……。 |
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『 アメリカ映画らしい作品 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 住人 めぷあ(三浦美智子) |
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小学校のときの卒業記念の文集などに、「将来の夢」とか「大人になったら」とか 書かされましたが、ほとんどが儚い夢で終わってます。 この映画のように、どんな艱難があってもくじけず、突き進むことの出来る人は世 界な中の何分の一でしょうか。 そして、その夢の実現のために四人の仲間がいろいろな事件にあいながら、一つの 事をやりとげたという情熱は、素晴らしいものです。 人間、いくら小さいときから仲が良くても、ほとんどが離れて行くのが現実です。 炭坑夫の仕事人間で頑固なお父さんとの間。、お母さんの優しさ。スポーツ選手と して優秀なお兄さんとの関係。とてもわかりやすく描かれておりました。 アメリカ映画らしい「悪を憎んで善に親しむ」というようなウイットの場面もあっ て、とても素晴らしい作品でした。 |
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『 やれば 出来るさ 』 |
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感想文:ヨーガス長屋 先達 まるまど(三遊亭圓窓) |
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おぷあさんから貰った、リスト〔アメリカ人の選んだアメリカ映画ベスト100〕 の作品を全部見てやろうと、ビデオ屋へせっせと通っているが、映画はやはり映画館 で見るのが一番いい。 暗闇の中で映画が始まると、観客は一人ひとりが孤独に入り込む。 しかし、ある程度の時間がたつと、回りの人々がどのような感情で画面を見つめて いるか、じわじわ伝わってくる。 俺と同じように、笑っている。泣いている。 ということは、孤独ではないのだ。 名画には名台詞があるものだ。 この作品も字幕を読みながら、ズシン、ズシンと名台詞にやられっ放し。 とくに、女教師の「夢を捨ててはいけない。君たちの夢を育てる指導をするために、 あたしは教鞭をとっていたつもりよ」というような意味の台詞には泣いた。 教師にとっては当たり前のことかもしれない。しかも、ごく易しい言葉。 泣かされた理由を捜せば、思い当たる。 あたしが、夢を描くことが好きなせいだからだろう。 圓窓一門は12年ほど前から、盲人スキーヤーを応援して、チャリティー寄席を続 けている。盲人がスキーなんぞ出来るわけないと思っていたあたしは、彼らの練習、 プレーを目撃してショックを受けた。 やれば、出来るのだ! そんなことから、彼らを謳った詩〔やれば出来るさ〕を作ったら、PC仲間のたく みさんがPCで作曲をしてくれたことがあった。 色紙にも、そんな都々逸(五字被り)を書くことがある。 なにごとも やれば出来るさ できないわけは やろうとしない だけなのさ 誰か唄ってみてよ。 唄えない…? なぁに、やれば出来るさ。 |
第2回 「ヨーガス長屋総見」月番控え帖 |
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月番 マッコ(二口真規子) |
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映画〔遠い空の向こうに〕の選定理由 2月の月番に決まってから、あわてて映画雑誌をみていると、こんな紹介文が目に 入りました。 「仕事柄、山ほど映画を観るけれど、ずっとこのまま観ていたいと思う作品は残念な がら年に五本もない。だがこれは、その五本のしかもトップランクに入る」 そのとたん、どうしてもこの映画が観たくなりました。 あらすじは、先に知ってしまうのが嫌で、読まなかったのですが、実話のようだし、 なんだかさわやかな青年が主人公のようだし・・・。 ヨーガス長屋 第二回総見の作品は、これだ! と思いました。 日にちの方も前の日から始まってくれて、間に合ってラッキーでした。 ヨーガス長屋の総見の映画を決める、というのはむつかしかったのですが、とても 楽しい作業でした。 皆さんが観て、それぞれ、それなりに感じるところがあって、そしてやはり、私が とっても観たいものがいいなあ、と。 お陰で、ちっとも映画に詳しくない私がけっこう、最近の映画に詳しくなりました。 ヨーガス長屋のの住人の方々も気に入ってくださってたら、嬉しいな、と思います。 御食事処〔ブラボー〕の選定理由 やはり十人近くが、そろってお食事できるということは、どこか予約した方が安全 なので、映画館からさほど遠くなく(あまり感激の薄まらないうちに・・・)、せっか くのアメリカ映画なので日本風の定食屋ではなく(イタリアンでしたが・・・)、など と考え、「ブラボー」というあのレストランに決めました。 やはり、映画帰りの人が多く利用する場所のようで、結構混んでいました。 予約に行ったときはガラガラだったのに・・・。 |
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文責 圓窓 2000・3・27 UP |
「ヨーガス長屋」かわら版 |
第二回 ヨ ー ガ ス 総 見 |
(アメリカ作品) |
確認のため 参加・不参加の連絡ください |
三遊亭 圓窓 2000・2・19 UP |
第1回 「ヨーガス長屋総見」月番控え帖 |
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月番 大家(富塚久美子) おぷあ(三浦紘一) |
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映画〔季節の中で〕の選定理由 最初、大家のムービーが選んだ映画は〔風に吹かれて〕と〔季節の中で〕の二つで した。 先達も相談に乗って、〔風に吹かれて〕を決めたが、後日、〔季節の中で〕を見て いる三浦夫妻(おぷあ・めぷあ)から、「〔季節の中で〕なら、間違いがありません。 〔風に吹かれて〕は好き嫌いの差が出るかとも思われます……」という評論家顔負け の指導を貰って、〔季節の中で〕に変更して、第一回総見の選定映画としました。 おかげで、皆さんに喜ばれ、第一回が晴れやかにスタートできたことに感動を覚え ました。 これを記念して、長屋の住人を増やし、125名になったら、このル・シネマに「 貸し切り」の札を貼らせて、記念上映会を企画しようかと、夢を馳せています。 よろしくね。 御食事処〔?〕の選定理由 10人が会食できる店を決めるのに不安があった。 なにしろ、誰一人、この辺で飯を食った者がいないという。それに、金に糸目をち ゃんとつけるのが長屋の建前。値段は安くて、店は広々して静かで、料理は旨い、と なると、出っくわすのに何年もかかるだろう。 こんな心配をよそに、大家と良枝姫の二人が映画の開場前に、「映画館の階上にレ ストランがありそうだ」と見聞に出かけ、「映画が終わったら、よろしく」と予約を 入れてきた店がある。 そこで、てんでに好きな品を注文し、各自、勘定をするシステムにして、なんと、 2時間30分は歓談、評論をしたであろう。 その店を出て、夕景の空間を感じながら、また、映画を見た者もいるとか。 ヨーガス長屋、万歳、である。 |
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文責 圓窓 2000・3・27 UP |
「ヨーガス長屋」かわら版 |
第一回 ヨ ー ガ ス 総 見 |
(アメリカ資本 ベトナム作品) |
確認のため 参加・不参加の連絡ください |
三遊亭 圓窓 2000・1・10 UP |
外国映画ファンクラブ〔ヨーガス長屋〕へのお誘い |
外国映画ファンが |
2000・1・吉日 発行 |
99年度のあたしの洋画ベスト20+2 |
文責 「ヨーガス長屋」住人 おぷあ(三浦紘一) |
1 季節の中で 2 運動靴と赤い金魚 3 恋に落ちたシェイクスピア 4 セントラル・ステーション 5 リトル・ヴォイス 6 ライフ・イズ・ビューティフル 7 永遠と一日 8 ラン・ローラ・ラン 9 風の吹くまま 10 エイミー 11 黒猫・白猫 12 ゴースト・ドッグ 13 海の上のピアニスト 14 シン・レッド・ライン 15 エリザベス 16 ウェーク・アップ・ネッド 17 交渉人 18 アイズ・ワイド・シャット 19 橋の上の娘 20 チャイニーズ・ボックス 21 ファイト・クラブ 22 ドッキング・オン・ヘヴィンズ・ドアー |
2000・2・6 UP |
99年度のあたしの洋画ベスト10 |
文責 「ヨーガス長屋」大家 富塚久美子 |
あたしはこの一年の洋画を”名子役”そして”アメリカ映画以外の外国映画の魅力 ”という二つの観点から振り返ってみました。 まず、第1位は、『ライフ イズ ビューティフル』(イタリア) 今でもCDを聞いて感動しております。思いかけずこの音楽が流れてくると、未だ に胸がキュンと鳴ります。全てが好きです。シナリオも洋服も帽子も含めて。 第2位は、『運動靴と赤い金魚』(イラン) 兄弟役の二人の表情が忘れられません。男の子の困った顔と女の子の笑顔と怒った 顔が……。 第3位は、『エイミー』(オーストラリア) 本当に泣かされました。彼女の演技力に乾杯! 暗いテ−マが音楽と彼女に支えら れ素敵な映画となりました。 第4位は、『ガッジョ・デーロ』(フランス・ルーマニア) ロマ(ジプシ−の物語)、生活そのものの中に音楽が溶け込んでいる人々のエネル ギ−が全編にあふれ、生きる事を、真の自由を心から楽しんでいる。羨ましいほどに。 テアトル西友から出たら銀座だったのがうらめしい程でした。 第5位は、『恋に落ちたシェイクスピア』(アメリカ) ベスト5の予定だったんですが、困りに困って、途中からベスト10へ。 第6位は、『シックスセンス』(アメリカ) いかにもアメリカらしい映画です。 奇抜な発想を狙ったのでしょう。男の子の名 優ぶりに敬服します。 第7位は、『セントラル・ステーション』(ブラジル) 『ライフ イズ ビュ−ティフル』に外国部門のオスカ−賞を譲りましたが、この映 画も忘れません。 第8位は、『タンゴ>カルタン』(アルゼンチン) 映画に音楽に踊りと3拍子揃って、この贅沢さ。踊りが主人公!? 第9位は、『永遠と一日』(ギリシャ) 「明日の時の長さは?」の答えが「永遠と一日」。一日だけのストーリ−でした。 第10位は、『バジル』(ギリシャ) イギリス作家コリンズの作品の映画化。イギリスのイギリスたる映画でした。鳥達 のオアシスの中で階段中央に彼女が孔雀のように気品高く座っている、そのシ−ンが 強烈でした。 |
2000・1・23 UP |
99年度のあたしの洋画ベスト5 |
文責 「ヨーガス長屋」住人 長島良枝 |
99年は今までで一番多くの映画を観た年でした。数えてみると、17本!! 全てが良い作品だったわけではなく、忘れかけてしまっているものもあります。 その中で特に良かった5作品をあげて、感想などを自分勝手に述べてみたいと思い ます。 まず、第5位は、『恋におちたシェイクスピア』 第4位は、『メッセージ・イン・ア・ボトル』 第3位は、『エイミー』 第2位は『パッチ・アダムス』 そして、第1位は、『ライフ・イズ・ビューティフル』 |
2000・1・10 UP |