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 外国映画ファンクラブ〔ヨーガス長屋〕へのお誘い


〔ヨーガス長屋〕の趣旨

外国映画ファンが
 月に一度 同じ日時 同じ館で
一つ映画を鑑賞し
そのあと
 食事をしながら 評論家大会を開く


〔ヨーガス長屋〕の規約

大家:富塚久美子
先達:三遊亭圓窓
月番:持ち回り
会合時間:上映時間帯+食事タイム
チケット:各自で購入
年会費(通信、印刷代):2000円
実費:自己負担


〔ヨーガス長屋〕の特典

クラブ報(指定映画の情報)の配布
徳用チケットの案内
圓窓のHP(圓窓落語大百科事典)に会員の感想を掲載
出欠席は自由 キャンセル料なし


〔ヨーガス長屋〕への申込み

事務局:オフィス樹

〒164・0011中野区中央2・21・6 第2山田ビル2F TF 5337・8368
年会費(2000円)の振込み先
郵便振替口座番号:00120-7-42521 口座名義:オフィス樹
「ヨーガス長屋の年会費」と記してください)
(途中入会の場合 月166円の計算になります)


2000・1・吉日 発行






 99年度のあたしの洋画ベスト20+2

         文責 「ヨーガス長屋」住人 おぷあ(三浦紘一)
 1 季節の中で
 2 運動靴と赤い金魚
 3 恋に落ちたシェイクスピア
 4 セントラル・ステーション
 5 リトル・ヴォイス 
 6 ライフ・イズ・ビューティフル
 7 永遠と一日
 8 ラン・ローラ・ラン
 9 風の吹くまま
10 エイミー
11 黒猫・白猫
12 ゴースト・ドッグ
13 海の上のピアニスト
14 シン・レッド・ライン
15 エリザベス
16 ウェーク・アップ・ネッド
17 交渉人
18 アイズ・ワイド・シャット
19 橋の上の娘
20 チャイニーズ・ボックス
21 ファイト・クラブ
22 ドッキング・オン・ヘヴィンズ・ドアー

2000・2・6 UP







 99年度のあたしの洋画ベスト10

文責 「ヨーガス長屋」大家  富塚久美子
                  
 あたしはこの一年の洋画を”名子役”そして”アメリカ映画以外の外国映画の魅力
”という二つの観点から振り返ってみました。

まず、第1位は、『ライフ イズ ビューティフル』(イタリア)
 今でもCDを聞いて感動しております。思いかけずこの音楽が流れてくると、未だ
に胸がキュンと鳴ります。全てが好きです。シナリオも洋服も帽子も含めて。

第2位は、『運動靴と赤い金魚』(イラン)
 兄弟役の二人の表情が忘れられません。男の子の困った顔と女の子の笑顔と怒った
顔が……。

第3位は、『エイミー』(オーストラリア)
 本当に泣かされました。彼女の演技力に乾杯! 暗いテ−マが音楽と彼女に支えら
れ素敵な映画となりました。

第4位は、『ガッジョ・デーロ』(フランス・ルーマニア)
 ロマ(ジプシ−の物語)、生活そのものの中に音楽が溶け込んでいる人々のエネル
ギ−が全編にあふれ、生きる事を、真の自由を心から楽しんでいる。羨ましいほどに。
テアトル西友から出たら銀座だったのがうらめしい程でした。

第5位は、『恋に落ちたシェイクスピア』(アメリカ)
 ベスト5の予定だったんですが、困りに困って、途中からベスト10へ。

第6位は、『シックスセンス』(アメリカ)
 いかにもアメリカらしい映画です。 奇抜な発想を狙ったのでしょう。男の子の名
優ぶりに敬服します。

第7位は、『セントラル・ステーション』(ブラジル)
 『ライフ イズ ビュ−ティフル』に外国部門のオスカ−賞を譲りましたが、この映
画も忘れません。

第8位は、『タンゴ>カルタン』(アルゼンチン)
 映画に音楽に踊りと3拍子揃って、この贅沢さ。踊りが主人公!?

第9位は、『永遠と一日』(ギリシャ)
 「明日の時の長さは?」の答えが「永遠と一日」。一日だけのストーリ−でした。

第10位は、『バジル』(ギリシャ)
 イギリス作家コリンズの作品の映画化。イギリスのイギリスたる映画でした。鳥達
のオアシスの中で階段中央に彼女が孔雀のように気品高く座っている、そのシ−ンが
強烈でした。

2000・1・23 UP





99年度のあたしの洋画ベスト5

文責 「ヨーガス長屋」住人 長島良枝
 99年は今までで一番多くの映画を観た年でした。数えてみると、17本!!
 全てが良い作品だったわけではなく、忘れかけてしまっているものもあります。
 その中で特に良かった5作品をあげて、感想などを自分勝手に述べてみたいと思い
ます。

 まず、第5位は、『恋におちたシェイクスピア』
 有名な〔ロミオとジュリエット〕が出きるまでを、シェイクスピアのラブストーリ
ーのもとに描くというストーリー。
 何といっても主役の2人が素敵! ゆえに画面の中が綺麗!!
 ストーリーもテンポが良いので、ラブストーリーにありがちな中だるみがなく、飽
きのこない作品だと思います。(すでに2回観ました)

 第4位は、『メッセージ・イン・ア・ボトル』
 偶然に浜辺で拾った瓶の中のラブレターがきっかけで生まれたラブストーリー。
 愛するということに傷ついている2人が、再びお互いを愛して、その傷を埋めよう
としている姿がとても綺麗に描かれていて、切なくなってしまいました。 

 第3位は、『エイミー』
 大好きなパパが目の前で亡くなったショックで、歌でしかコミュニケーションがと
れなくなってしまった少女のストーリー。
 歌でだったら聞くことができて、会話も歌で、というのは大好きなパパが人気ミュ
ージシャンだったからなんでしょうが、それがミュージカルのようで、映画の中を明
るくしています。
 マジメな警官たちがエイミーの捜索時に歌って呼びかけるシーンなど、真剣なだけ
におかしくて、そして、とても心温まります。
 そんな場面がところどころにあり、優しい気持ちになれる映画です。 

 第2位は『パッチ・アダムス』
 一度、精神を病んだことのある男が医者を志し、患者たちの〔病んだ心〕を治して
いく、という実在の人物を描いたストーリー。
〔パッチ=修理する〕のその名の通り、長く苦しい闘病生活を送る患者たちの〔病ん
だ心〕を救っていく姿、その〔修理〕の仕方がとてもユニークで、心がシーンとしま
した。 自然とその魅力のもとに仲間が集まり、人と人とが触れあうことの大切さを
感じました。 

 そして、第1位は、『ライフ・イズ・ビューティフル』
 ナチスの収容所に入れられてしまったユダヤ人の男が、愛する妻と息子を不安や恐
怖心から守りぬく姿を描いたストーリー。
 ナチスの収容所の様子は細かく描かれてませんが、妻と息子を守ること、それが自
分の生きてる証として、明るく振る舞う姿から、返ってナチスの残酷さを感じました。
映像で観るよりもつらい歴史の出来事だということが伝わってきた気がします。
 最後まで笑顔を絶やさず、つらい収容所生活をのりきった男から、生きていくとい
うことへの勇気をもらいました。今もその時の感動は忘れられません。

 こうやって振り返ってみると、〔マイベスト=心に残る作品=感動したもの(何か
精神的に訴えかけるものがあるもの)〕という図式が成り立ちました。
 その中で『恋におちたシェイクスピア』は、ちょっと異質かもしれません。
 2000年はどんな映画に出会えるでしょう?
 ただ「面白い」だけの映画より、いつまでも心に残る、そんな作品に今年も出会え
ることを期待しながら、たくさん観に行きたいと思います。

2000・1・10 UP