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中学校

口上 中学校の「落語の授業」

 中学校へ出向くと、生徒の体の大きさに圧倒されてしまう。
 廊下で擦れ違う男の子、女の子がみなあたしより背は高く、体重は重いように感じ
てしまった。
 果たして、あたしの「落語の授業」を理解してもらえるだろうかと、ふと不安に陥
ってしまう。
 しかし、授業に入ってみると、それはすぐに払拭されて、生き甲斐さえ感じるに至
った。
 彼らの目から溢れるものは真剣さそのものの輝きである。
 普段、落語のライブに接することのない世界から、今まさに落語そのものに浸り切
っている世界にいることさえ疑わずに反応を顕わにしているのだ。
 終演後の生徒から貰う感想に「その落語、小学校のとき習ったことを思い出しまし
た」というのを読むと、感動さえ覚える。
 大人になる直前にあるといってもいい中学生にも大いに落語の授業をしてもらいた
い。
三遊亭 圓窓
2006・4・4UP







学芸大付属 世田谷中学校

 2005(平成17)年11月14日(月)
落語の授業・ライブ[ぞろぞろ]:三遊亭 圓窓

生 徒 (1年A組) の 感 想

「普段と違って、集中できた」  R・A
 楽しい落語、ありがとうございます。
 始めの落語についての話を聞いていてもおもしろかったです。普段は長い時間集中
するのが苦手なのに、楽しかったので飽きませんでした。
 これからまた落語を聞くときには、道具を何の代わりにしているかや、どんな場所
なのかを想像して聞きたいと思います。聞き慣れればもっと楽しく聞けるんじゃない
かと思うので、もっと聞こうと思います。
 今回の落語では、その時代のことや登場人物、場所を想像することができました。
 口や動作だけでこんなに想像できるのかとびっくりしました。
 今回で落語の楽しさを知ることができました。ありがとうございました。

「素晴らしい座布団の上の世界」  Y・A
 ぼくははじめ(落語ってつまらなそうだなぁ)と思っていました。でも、当日、三
遊亭師匠がしゃべったときから(お! これは違うぞ)とかくしんしました。そして、
メインの落語の時には、どんどんどんどん自分の頭の中に風景などが浮かんできて本
当に楽しい時間になりました。
 ぼくが「おいなり様」の話の中で気に入っている場面は、わらじをとったら何度も
何度もでてくるというのがおもしろかったです。また、最後のおちもおもしろかった
です。
 師匠のくりひろげる座ぶとん上の世界はとてもすばらしいと思いました。
 本当に今回の師匠の落語で落語が好きになりました。ありがとうございます。

「印象的な『落語は聞くものだ』という言葉」  Y・O
 ぼくは落語というとあまりおもしろくないものだと思ってました。でも円窓さんの
[ぞろぞろ]を聞いて、落語が楽しいものなのだということがわかりました。
 あまり落語になじみがなかったけど、もっと興味を持ちたくなりました。
 ぼくが一番印象に残った言葉は「落語は見るものではなく聞くものだ」という言葉
です。最初は意味が分からなかったけど、説明を聞いてよく気がついたなと思いまし
た。
[ぞろぞろ]の中で一番おもしろかったのが、ぞうりが次から次へと天井からおちる
所と、和菓子にかびがはえている所と、ひげがぞろぞろはえてくるところです。
 色々なところにいっても、ぜひみんなに落語のすばらしさをひろめて下さい。そし
てまたこの学校に来てください。ありがとうございました。

「シナリオなしで話す、そのすごさ」  T・O
 今日は三遊亭円窓師匠の落語を見ました。
 ぼくは三遊亭円窓師匠に初めの言葉を言う事になっていました。正直、座布団の上
で初めの言葉を言う事になるとは思っていなかったためとても驚きましたが、落語家
の視線になって全体を眺められたので良かったと思ってます。
 今回、三遊亭円窓師匠を見ていてすごいと思うところがいくつかありました。
 一つは話の組み立てです。僕の話した初めの言葉の安楽庵策伝の間違った読み方を
師匠は正してくれました。僕が間違える事をシナリオに入れた訳ではないのに、きち
んと詰まる事なく皆の前で説明した事が、初めの言葉をあらかじめシナリオとして書
いてきた自分と比べ大きく違うという事です。(圓窓註:Oさんは開会の挨拶をした)
たぶん終わりの言葉をシナリオなしに話したスダさん(圓窓註:Sさんは閉会の挨拶
をした)の方が僕よりも落語の才能があるでしょう。
 二つ目に動きです。途中のシーンで雨が降り不思議なぞうりが次々売れる場面があ
りました。その時、ぞうりを買ったお客さんに礼をし、お客さんが外に出て行くのを
眺めるおじいさんの不思議なかつ驚きの顔が、とても印象的に覚えられるくらい上手
でした。小学生のするような劇と違い動作の一つ一つから、何か深いものを感じまし
た。
 最後に今回の落語はみんなたのしんで見れていたので、とてもよかったと思います。
 これからも日本の古い伝統を知らない子供達に落語を聞かせてあげてください。
 我が学芸大学附属世田谷中学校に来校して頂き本当にありがとうございました。

「落語に深い歴史があるとは……」  Y・K
 僕は最初、落語にここまで深い歴史がある事を知らなかったので、O君のあいさつ
を聞いたとき驚きました。また、落語はお寺の法話が元になったという事を落語が終
わったあと思い返してみましたが、確かにとてもためになる部分がおおかったなあと
思いました。
[ぞろぞろ]では、おばあさんがおじいさんをさとす場面が一番印象に残りました。
落語のもとが法話だったという事が一番よく出ている場面だと思ったからです。
 ぞろぞろと次から次へとぞうりがぶらさがってくる場面では、本当に屋根裏に隠れ
てぞうりを作っているのならすごいと思いました。
 最後に、こんなに良い落語を聞かせて下さってありがとうございました。

「テレビのコントとは違う落語」  E・H
 最初は、落語とはどういうものだろうという気持ちで聞いていました。
 そして、円窓師匠の話で落語とはオチを語ると話していたが、テレビでやっている
お笑いのコントとは違うオチで、笑いの取り方もまた違った。
 さらに、正座して道具は手ぬぐいとセンス、あとは手を動かしたり、体をゆさぶっ
たりして、すべてを表現でき、それをまたわかりやすくやるところに、歴史を感じさ
せられ、落語独特のおもしろさがあると思いました。
 こうした落語を生で聞くことは機会がありませんでしたが、この初体験で色々と学
ぶものもあり、貴重な体験をさせてもらったと思います。
 三遊亭円窓師匠、ありがとうございます。

「落語にコミュニケーションの取り方を発見」  S・K
 僕は今回の落語[ぞろぞろ]がとても印象に残っています。三遊亭円窓師匠の落語
は、とても見ごたえがあり、とてもおもしろかったです。
 なぜなら、師匠の話し方は口調や話のテンポ、そして表情や手を使うなど、おもし
ろおかしくするための工夫がされているからです。相手により深く意味を伝える、そ
のためには様々な事を利用するのが良いのだと思いました。
僕の小学一、二年生の頃の先生も落語をやっていました。僕はその時に初めて落語を
知り、図書室で今日紹介された[寿限無]を借りました。そんな事はいいのですが、
彼もまた、話のリズムや表情を利用して相手(僕)に演じてくれました。
つまり、今日の事で相手とコミュニケーションを取るには、全てを利用するべきだと
思いました。本当にありがとうございました。

「落語は聞くもの、を理解した」  H・K
 ぼくは、初めて落語というものを聞きました。もともと、落語というものがどのう
ようなものなのか、よく知りませんでした。だからこそ、師匠の落語を楽しみにして
いました。
 最初の師匠のお話で、「落語は見るものではなく、聞くものだ」と言われた時は、
正直どういうことなのか分かりませんでした。「話芸」の「芸」という字がつくくら
いだから、ぼくは落語とは「見る」ものだと思っていました。そんな疑問を持ちなが
ら、師匠の落語が始まりました。
 しかし、師匠の落語を聞いている中で、「あっ、師匠が言っていた事はこういうこ
となのか」と自分の中でその言葉の意味を理解することができました。
 落語をこうやって楽しく聞くことができたのも師匠のおかげです。また、師匠の落
語が聞ける日を楽しみに待っています。

「なにかをしながら、なにかをやるのは、やめます」  R・S
 僕は今日の落語[ぞろぞろ]を聞いて、おもしろい話だなあと思いました。まず、
この話には、いっぱい教えが表されていると思いました。
 中でも僕が一番心に残った教えは、「なにかのついでに南無阿弥陀仏とうわごとの
ように唱えても心がこもっていないため、何の意味もない」というところです。僕は、
これを「何かのついでに何かをやるというのでは、何にもならないので、一つやると
決めたらそれを集中してやるのだ」ということを言っていると解釈しました。ぼくは、
これを機に何かをやりながらというのをできるだけなくそうとこころがけたいです。
 また、この落語で一番おもしろかったのは、もうかっている茶屋の向かいにあると
こ屋が登場してきた場面です。
「前まで一緒に客ごっこしてきた仲じゃないかよ」の部分が僕のお気に入りです。前
までは、どちらの店も客が来ずに二つの店どうしで客のふりをして店に入っては笑い
合う姿が想像されます。
 僕は、今回初めて落語を聞いたのですけれど、こんなにおもしろいものだったのか
と気付きました。また今度師匠の落語を聞いてみたいです。それが無理だったとして
も、他の方の落語も聞いてみたいです。
 今回は落語のおもしろさを教えて下さり、本当にありがとうございました。

「落語は興味はなかったが、何倍も面白かった」  O・S
 ぼくは今まで落語を聞いたことがありませんでした。また、興味もたいてありませ
んでした。
 しかし実際に落語を聞いてみると、思っていたのとは違って、ふつうの話を聞いて
いるよりも何倍もおもしろかったです。
 その理由はまず、しゃべり方が人一倍違って、その人の人物像に合わせてしゃべっ
ていることです。
 あと一つ一つの会話にちゃんと意味がこめられていたことです。
 このようにいい落語を教えてくれて本当に感謝します。

「人を笑わせる人は、かっこいい」  W・S
 僕は、人を笑わせる職業の人が好きです。そのため、毎週「笑点」とかかかさず見
ています。その「笑点」に出ていた人が来ると聞いてとても楽しみにしていました。
 期待通り、三遊亭円窓さんの落語はとても面白く、楽しかったです。
 語りなのにその場面が目に浮かんでくるようでとてもすごいなと心から思いました。
 僕は人と話すのが好きで、いつも皆と話しているのですが、それとは何だか違う感
じがします。
 友達同士で話すよりも、もっと高度な技術(?)だと思います。
 人を笑わせることのできる人は、人としてとてもかっこいいと僕は思います。
 今後とも、活躍を期待しています。

「ブリタニカに載っていた!」  T・T
 僕は[ぞろぞろ]という落語を聞きいろいろなことが分かりました。
 僕は落語という物を聞いたことがありませんので、どんなものか分かりませんでし
た。しかし、円窓さんのぞろぞろの話を聞いて疑問に思った事と分かった事がありま
す。
 一つ目は僕の考えなのですが、強調していることは声が大きいと思います。
 二つ目は疑問で、あの水は何だったのかです。気になったのは最初と最後だけ飲ん
でいたからです。(圓窓註:喉が渇くからときどき飲むのです)
 最後に、ブリタニカで落語を調べたら円窓さんがのっていましたので、「あの方は
偉い」と深く実感しました。

「三遊亭圓窓はすごい!」  H・N
 ぼくは、三遊亭円窓さんはとてもすごいと思います。
 その理由は、@に正座を長時間できること。A落語のすばらしさを分かりやすくで
きるところです。
 ぼくは、最初は落語なんてめんどくさいなと思っていました。しかし、三遊亭さん
は、一つも実物を使わないで、うまくせんすとてぬぐいだけで表現し話までして、人
を笑わすのはすごいと思いました。5・6時間目が終わってからは、落語ってこんな
に楽しいんだなぁと思い、見れてよかったと思いました。
 三遊亭円窓さんは人の気持ちをかえるとてもすごい人だと思ったので、最初に「三
遊亭円窓はとてもすごい人だと思います」と書きました。

「期待以上の落語の授業」  A・N
 三遊亭円窓さんは日本を代表する落語家なので、うちの学校にきてくれるとは思い
ませんでした。しかもぼくは落語を聞くのは初めてで少し楽しみにしていました。
 最初に三遊亭さんが「落語は見るのではなくて聞くものなのだ」と教えてくれまし
た。そのあとの説明でよく意味がわかりました。ぼくはそのあとの落語が楽しみでし
た。
 三遊亭さんの落語でおもしろかったところは、わらぐつがどんどん増えていくとこ
ろでした。神にしっかりとお願いをしてよくばらずにしていたから神は助けてくれた
のだと思います。
 それをまねした床屋はよくばって神にお願いをしたので、ばちがあたったのだと思
いました。
 落語はわかりやすくておもしろかったです。だから昔から現在まで落語が続いてい
るのだと思います。
 期待してたよりおもしろくて良かったです。

「想像力を使って、話を聞くこと」  D・N
 ぼくは落語をはじめて聞きました。内心、落語なんて狂言と一緒で退屈なものだと
思ってました。だけど、かなりちがいました。今時のまんざいなんかより全然面白い!
とても感動しました。
 落語中はいつもその場面がうかんできました。自分でもびっくりするぐらいに……。
[ぞろぞろ]の中で一番楽しかったところは、わらじがどんどん出てくる所です。そ
の時のおじいさんのおどろき方がおもしろかったです。
 今回落語を聞いて一番良かった事は、想像力を使って話を聞くという事です。これ
は色々なことに使えそうです。

「こぶ取りじいさん、の話のよう」  H・H
 僕は初めて落語を聞いて思った事は、意外とわかりやすく、最後の落ちが中途半端
なんだけれど、その先の出来事がわかってしまう、そんな終わり方だったと思います。
 三遊亭円窓さんが僕たちの前で語ってくださった[ぞろぞろ]という落語は、まる
でこぶとりじいさんのような話の流れだったと思いました。
 理由は、まずいい方の人がなりゆきでした事がよくていい事がおきる。その噂を聞
いた悪い方の人が、いい事目当てでいい方の人がやったようにやって、やった事がだ
めだったり,いい事目当てで心がこもっていないなどということで失敗してしまう。
だいたいのお話はこんな流れだなと思いました。
 でも二〜三個,お話と落語の違いがわかりました。
 一つ目は、登場人物との間のやりとり(話)が語りの中に入っていることです。
 二つ目は、あってもおかしくはない事とおかしい事がうまく混ざっているところで
す。例えば、寺にお参りをしに行ったらいい事がおきた。これはあってもおかしくは
ないと思います。でも、作ってもいないのにぞうりがぞろぞろと出てくる、これはあ
ったらおかしい事だと思います。このようにうまく混ざり合っていると思います。
 三つ目は、最初の方にも書きましたが、落ちが中途半端だけれど、その話の先(落
ちの後)のことまでわかってしまうということです。
 お話は、全部を言った後にはなにものこらないように終わってしまう。今回はこの
くらいしかわからなかったけれど、これから機会があればいくらでも落語を見に行き
たいと思いました。
 これからも今までどおりにがんばってください。そして、日本の子供達に落語のお
もしろさを伝えていってほしいと思いました。

「落語の価値観が変わりました」  M・F
 今回は、三遊亭圓窓さんの落語を拝聴しての感想を書きたいと思います。
 落語というものは、今までは全く関心がなく、「どうせつまらないものだろう」と
思っていましたが、圓窓の落語を聞いて、落語の価値観が変わりました。落語が頭の
中で、つまらない物からおもしろい物に変化しました。
 圓窓さんが今日、聞かせてくれた[ぞろぞろ]という落語は、小学生の教科書にも
のっているので、ある程度期待していましたが、それをはるかにうわまわる楽しさで
した。話には感情がこもっていたのでわかりやすく、道具を巧みにつかっていたので、
それも落語のおもしろさの一つかなと思いました。

「落語がなぜ広まったか? という疑問」  M・M
 今日は落語を聞いててとてもおもしろかったです。正直、聞く前はこんなに面白い
とは思っていませんでした。落語を聞くのは初めてなのですが、僕は落語は狂言のよ
うに昔の言葉を使うものだと思っていました。
 しかし、落語は現代の言葉を使っていて驚きました。また、そのため、内容がとて
もわかりやすくて、すぐにないように入っていけました。
 僕はあまり落語の番組はテレビでは見ないのですが、これを見て興味を持ちました。
 これをきっかけにいろいろな番組を見たいです。もっと他のものも聞いてみたいと
思いました。
 また、一つ疑問に思ったのですが、落語はどうやってうまれたのかはわかったけど、
どうやって広まっていったのかは知らないので知りたいです。(圓窓註:日本人は話
を聞くことの才能があったので広まったきました。が、現代人にはその才能がほとん
どありません)
 これからも落語を聞いていきたいです。

「心から笑うということ」  T・A
 パチパチパチ……。武道場が拍手に包まれた。
 こんなに面白いものなんだ、落語って。そう、誰もが思っただろう。鳴り止まぬ拍
手と共に沢山の笑顔がそこにはあった。
 心から笑った証拠だ。落語は人を笑わせてくれ、また、様々な教訓を垂れてくれる。
 そんな落語が、私は一回『聞いた』だけで好きになった。これも、三遊亭圓窓さん
のおかげだと思う。
 家に帰ってから考えたことがある。
 それは、「普段、みんなはほんとうに心から笑っているのか」ということだ。私は
そうではない気がする。心から笑う人もいるが、友達が笑えば自分も笑うという人が
沢山いる。心から笑わない人が沢山いる。しかし、三遊亭圓窓さんの落語を聞いたか
らそのような人は確実に減ってくるはずだ。そう信じている。落語にはすばらしい力
があるから。みんなを幸せにする力があるから……。
♪三遊亭圓窓さんへのメッセージ♪
 とてもおもしろかったです。特に、せんすと手ぬぐいの使い方が特徴的でした。本
当にありがとうございました。

「寿限無を調べてみよう」  M・I
 私は、今まで学校を通じて、能や狂言等の日本の伝統的なものを何度か見てきまし
たが、落語を聞くのは初めてでした。
 私は「笑点」等の落語を披露するような番組は見たことがなく、(祖母が見ていた
番組の音声は聞いたことがありましたが……)特に落語と接する機会もなかったので、
とても今日が楽しみでした。
 今日、圓窓さんに話して頂いた落語[ぞろぞろ]は、一足しかなかったわらじが、
とってもとっても出てくるシーンと、最後のシーンがとてもおもしろかったと思いま
す。途中、雨宿りに来た客に茶を出すシーンで、盆の代わりにせんすが使われていて
すごいと思いました。その場にない物をせんすと手ぬぐいだけで表すのは落語の良い
所の一つだと思います。
 今日は聞けませんでしたが、もう一つの[寿限無]も今度調べてみたいです。今日
は本当に、ありがとうございました!

「この伝統を若者に広めたい」  Y・I
 私は、「ぞろぞろ」を聞いて二つの面白さを感じた。
 まず、話が面白かった。
 お稲荷様は実はすごい存在で、茶屋の老夫婦にわらじをぞろぞろと出して商売繁盛
させるというところが、お稲荷様らしいなぁと思った。
 そして、三遊亭圓窓さんの演技がすごいと思った。
 本当は、一人で何役もやっているのに、声の変化や表情の変化をつけていたので、
その場で何人かが会話しているようだった。私は、何役もを使い分けるための声の変
化、表情の変化に面白さを感じた。
 だが、この面白さを生みだしたのはこれらだけではなく、道具や間の取り方、最後
の落ちも関係していると思う。
 落語は、日本に古くから伝わる伝統の一つであるので、これからも鋳物若者に落語
の良さを広めていって欲しい。

「小2の頃、落語を聞いた」   S・U
 私は2年生ぐらいのころに、担任の先生が少し落語をやってくれてことがあって、
でも、その時はまだ小さかったし、落語のともよく知らなかったから、聞いていても
ほとんど意味や言っていることは分かりませんでした。
でも、今回、中学一年生になって改めて落語を聞いてみたら、意味もきちんと分か
ったし、お話の内容もわかっただけではなく、とても楽しむことができました。
その他も、落語について、色々と知ることができて、とてもいい機会になりました。

「伝統の重さを感じた」  M・O
 私は、初めて落語を聞きました。また、落語を通していろいろなことも教わりまし
た。
 三遊亭圓窓師匠は落語について詳しく教えて下さいました。動きや話し方などです。
 動きは本当に「物」があるかのようでした。話し方も、つい聞き入ってしまう話し
方でした。
 このような落語というものが昔から名前や形を少しずつ変え、伝統として伝わって
きたんだと思うと、重みを感じます。
 その伝統の重みをあまり知らない人は多いのではないかと思います。伝えていく「
伝統」なのだから、もっともっと知っていき、たくさんの人が見るべきだろうと思い
ました。

「落語の授業にも、予習、本習、復習」  A・O
 初めて聞いた落語、それは私に感動を与えてくれました。
 せんすと手拭、そして手だけであれほどたくさんの表現ができるとは思ってもいま
せんでした。おじいさん、おばあさんの顔、客の使っていた湯呑み茶碗まで思い浮か
んできました。
 今までは落語を見る、狂言を見る、の違いが全く分かりませんでした。しかし、今
日の名前の由来についての説明によって、真実を知る事ができました。
 今日は、予習、授業、復習、という形の分かりやすい授業、また感情のこもった落
語を聞かせていただき、ありがとうございました。
 日本の伝統である落語を、後の世代に伝え、私たちの子孫も落語を聞いて楽しむ事
ができたらいいなと思います。

「お参りの本当の意味を知った」  M・K
 私は、今日初めて「落語」というものを聞きました。普段の身近な生活ではふれ合
うことがないので、初めは「落語ってなんだろう?」と思っていましたが、実際に目
の前で聞いてみると、とてもおもしろいものでした。
 落語についての説明も、とても分かりやすく、おもしろかったです。落語自体は、
話が長くて、いつ落ちがくるのかワクワクしながら聞いていました。
 今回、神さまのお話で印象に残ったのは、「ご利益を求めちゃいけない」というお
ばあさんの言葉でした。
 お参りするのは、ご利益を求めるためではなくて、今、生きていられるのを感謝す
るためなんだと実感しました。
 今回の落語鑑賞からいろんなことを学んだ気がします。
 わざわざ学校に来て落語をご披露くださって、ありがとうございました。

「これからも落語を聞いてみたい」  E・S
 私は、「声だけで何人もの役を表現できる」という所が、落語を聞いていて一番面
白いところではないかと思いました。
 私たちが聞いた[ぞろぞろ]では、おじいさん、おばあさん、お客など何人かの登
場人物がいましたが、その一人一人のしぐさや話し方が違って、誰が話しているのか
が分かりやすく、とても楽しく聞くことができました。そしてもう一つ、「センスや
手ぬぐいで、他の物を表す」ということです。
[ぞろぞろ]では、せんすをお稲荷様ののぼりにみたて、道具があるかないかでは、
道具があった方が、話の内容を思い描きやすく、道具というのは、話し手にはいかに
聞き手の想像をふくらますことができるのか、聞き手には使われた道具でさらに落語
を楽しめるのか、その点でとても大事なものなんだな、と感じました。
 私は、最初、落語なんてなかなか聞いたことがなくて、あまり興味はなかったので
すが、この落語を聞いて、落語がすごく面白く聞けました。また個人でも落語を聞い
てみたいと思いました。

「能狂言は聞いたことあったが、落語ははじめて」  N・A
 能や狂言は授業で聞いたことがあったけど、落語ははじめてでした。が、とてもお
もしろくて引きこまれていってしまいました。最初、私は眠くなったりつまらくなっ
てしまうだろうと思っていましたが、全然そんなことはなく最後まで楽しんで聞くこ
とができ、自分でもおどろいています。
[ぞろぞろ]は小学校の教科書にものっているだけあってわかりやすくおもしろい話
でした。
 これからもっと寒くなりますが、お体にはお気をつけください。
 またこの学校にも来てくれると嬉しいです。

「劇を見るような気分」  E・T
 私は落語を最初から最後まで聞いたのは初めてでした。なのに生ライブで一番前で
聞けました。とても光栄なことだと思います。
 圓窓師の話す様子は、まるで別人がやっているかのようでた。今、なんの役を演じ
ているのか、説明しなくても分かりました。私はまるで劇を見ている様な気分で、場
面を思い描くことができました。
[ぞろぞろ]という題名を聞いた時、何がぞろぞろなのかな? と疑問に思いました。
 最後に、客がぞろぞろまでいったあと、落ちはなにかな? と思いました。想像が
つきませんでした。「とこや」の話が出てきた時、この話、終わるのかちょっと心配
したけど、最後の落ちは見事でした。
 笑える所も多くて、時間がたつのが早く感じられ、とても楽しかったです。今回は
どうもありがとうございました。

「最初は眠かったが……」   M・K
 私は落語を聞くのは初めてでしたが、何故か「ぞろぞろ」は最初から知っていた気
がするほど、鮮やかに思い浮かべることができました。それは語り手の動作や表情が
豊かであるからだと思います。
 正直いえば、落語の前の話では眠くて目をこすっていましたが、落語が始まると見
逃してはいけないと一生懸命に見ている自分がいました。
 そんな落語を聞いて思ったのは、今頃見かける人は表情がほとんど変わっていない
のではないかということです。私も含めていつもほぼ同じ表情。それではまるで人形
やロボットと変わらない。感情がせっかくあるのだからそれをしっかりと表現したい
と思います。
 そのような意味で落語は日本の良き文化であると思います。他にも簡単な言葉と豊
かな動作や表情で小さな子にも分かり、尚かつこっけいな話であるがため人々が笑っ
て過ごせる充実したものであると思います。
 話とはそのようなおもしろく、言葉だけでなく表情や動作でもできるものだと思い
ます。
 だからこそ私はこの「落語」というこっけいな話には案外奥深いものがつまってい
ると思います。でなければ、私はここまで「語る・話す」ということについて考えて
いないことと思います。
 本当に貴重な体験をありがとうございました。これからは寒気に気をつけて頑張っ
て下さい。

「落語からはじめて知ること」  Y・T
 私は今日初めて本物の「落語」というものを聞きました。
 授業で「落語」を聞くと言われて最初は(難しくて理解できなかったら嫌だな)と
思っていました。けれど実際にお話を聞いていると(そうなんだ)と初めて知る事も
沢山有り、師匠のお話はとても面白かったです。
 そして、とうとう初めて聞く「落語」の[ぞろぞろ]を聞かせて貰いました。予想
外の方向へ話が進み、次の話を予想するのが楽しかったです。聞いている時にお話の
内容を自分の頭の中で鮮明に想像することができて、(わらじが天井からゾロゾロ出
てくるシーンは、どうやって天井からわらじが出てくるのだろうか)などと想像する
ことができました。
 初めて「落語」を聞いて(面白い!)と思い、(また「落語」を聞いてみたい!)
と感じられて良かったです。

「いい本を読んだ後の心の温かさが、落語にあった」  M・T
 こんなに想像力をたくさん楽しく使ったのは久しぶりでした。いやぁ、本当におも
しろかったです。日本にこんないいものがあるなんて知らなかったです。
 落語を聞いているだけでその様子が頭の中に本当に細かく浮かんでくるのには、我
ながらおどろきました。直接聞いたことだけでなく、茶店のうしろの景色や、行列に
並ぶ人たちのザワザワガヤガヤいう声、ぬかるみ道にギュッとくいこむわらじや、そ
れこそおじいさんの顔まで、生き生きとしていました。
 いい本を読んだあと、心の中にあったかいものがギューッとつめこまれたような感
覚になることがあるんですけど、今回の落語を聞き終わったときも、それと同じよう
な感覚でした。すごく心の中があったかくて、ため息が出てしまいました。
 圓窓さんの話し方も、すごく上手だと思います。それに、パントマイム的なセンス
の良さが感じられました。売ったはずのわらじが再び出現していることにおどろくお
じいさんの真似をするところ等、わざとらしさが全然なかったので素直に笑えました。
 落語が人の想像力に与える力はすごいです。今回初めて聞いてみて、本当にウーン
とうなってしまいました。ありがとうございました。これからも、聞く人の想像力を
豊かにするような落語を、どうぞ続けていってください。機会があればぜひまた見に
行きたいと思いますので。では。

「落語につながる、いろんなことを知りました」   K・T
 私は、落語の前のお話に、まず驚きました。聞くと見るの違い、落語の落は落ち、
という意味、また、いろいろな「はなし」という漢字にも興味を持ちました。
 落語[ぞろぞろ]では、頭の中で、きちんと想像できました。特に、お茶屋のおじ
さん。おばあさんに、負けて負けて、しぶしぶお参りに行く所では、額のしわがすご
かったです。
 この話では、道具の使い方・声の分け方が分かりやすくて良かったです。
 でも、こんなに面白い落語なのに、知らない人、興味のない人がいるのは、とても
残念だと思いました。若い世代の人にも、もっと広めてほしいと思いました。
 古典の代表である落語、とても楽しめたと思います。この後、他の所でも聞く機会
があれば聞きたいと思いました。

「ドラマの[まんじゅう怖い]」  S・H
 私は毎週「笑点」を見ています。ところが落語を寄席に行って聞いた事はありませ
んでした。親は、笑点と落語は別物だというのですが、落語を聞く機会がなかったの
です。
 少し前に放送されていた「タイガー&ドラゴン」というドラマがありました。とあ
る男が落語にのめり込んでいく話なのですが、そこで初めて[まんじゅう怖い]を知
った位で、落語の知識も経験も全くと言っていいほど無でした。教科書にも[ぞろぞ
ろ]はのっていなかったので、圓窓師匠の話はとても新鮮で、心のそこからおもしろ
いと感じました。
 私が一番おどろいた事は、気付いたら話に入っていた事です。浅草の名物を聞かれ
対話と圓窓さんの話の境がわからないまま、おじいさんとおばあさんの会話が始まっ
ていました。
 内容はもちろんですが、表情や変声を見聞きするだけでも楽しくてしようがなかっ
たです。
 もうこれで私は落語を経験しました。そして、また機会があれば聞こうと思います。
 今回は本当にありがとうございました。
(「笑点」のきくぞうさんに会うことがあったらよろしく言っといてください)(圓
窓註:なんと言おうかな?)

「落ちの面白さ」  M・M
 私は今回初めて落語を聞きました。落語を聞く前、落語っておもしろいのか、どん
なものだろうか、と色々考えてわくわくしていました。
 実際に落語を聞いてみると、師匠の落語はとてもおもしろく、どんどん話の中に引
き込まれていきました。最後の「落ち」がとてもおもしろかったです。
 普段、聞く話では、「落ち」がなく退屈な話があります。私が今、書いている文章
にも「落ち」はありませんが……。しかし、落語には「落ち」が必ずあるのでとても
おもしろいです。話にもメリハリがあり、「落ち」が引き立っていていいです。
 三遊亭圓窓師匠、落語のおもしろさを教えていただき、本当にありがとうございま
した。

「[ぞろぞろ]の四つの謎」  M・M
 私は何回か落語を聞いたことがあります。前にNHK子どもニュースで落語のこと
をとり上げていました。「手ぬぐい」と「扇子」は落語にとって必需品であり、それ
を使うことによってお客さんの想像力をふくらますことができる、という話でした。
 先日、圓窓師匠がおっしゃられた事と全く同じでした。でも、「庵」の字のことや、
落語を見るのではなく聞くものだということ、それから落語のことを「おとしばなし」
と読んでいたことは初めて聞きました。私は昔から「らくご」と言っていたと思って
いたのでびっくりです。
 私は[ぞろぞろ]を見て、疑問に思ったことがあります。
 まず一つ目は、なぜ手を合わせて拝むと「叶」という字になるかです。私は「口」
の由来は分かったのですが、「十」の方の由来はよく分かりません。(圓窓註:指が1
0本だからです)
 二つ目は、なぜ小さなお茶屋の草鞋がぞろぞろ出てくるというだけでよく売れるよ
うになったのか、です。私は別に「かわった草鞋」だと思うだけで、欲しいとは思い
ません。(圓窓註:欲しがる人は大勢いるのです。それがブームというものです)
 それにもし、私が浅草に住んでいたら、行列の後ろまで行くのに草鞋を二足も三足
もすり減らす、ということはしないと思います。(圓窓註:オーバー、飛躍の面白さで
す)
 三つ目は、最後の床屋の主人の話です。お婆さんは初め、心を込めて、御利益を目
当てにではなくてお参りしなさい、と言っていました。お爺さんはそれを守ったので
御利益がった、という話だったと思うのですが、床屋の主人は御利益目当てにお参り
していたと思います。お稲荷さんも沢山のお金を頂いていたし、それに慈悲深い方で
あったのだと考えられますが、話が少し矛盾していた気がします。でも、そこが面白
かったです。(圓窓註:そうなんだよ)
 四つ目に、一番最後の登場人物であるお客のことです。髭をそると、また髭が生え
てくる人は一体誰だったのでしょうか。私はそれが気になります。(圓窓註:さぁ、誰
でしょうね。この落語ではそこまで知る必要はないのです)
 落語は少し難しかったけれど、とっても面白かったし、楽しかったです。また聞い
てみたいです。

「気がつかなかった観点から鑑賞していた」  S・Y
 ―― 落語って何?
 それが最初の印象(?)でした。私はまだ聞いたことがなくて、今回が初めての落
語にふれる機会でけっこう楽しみにしていました。TVで「笑点」という番組をやっ
ていること、その「笑点」では落語をやっていることは知っていましたが、興味がな
いというか何がおもしろい? ぐらいにしか思ったことがなく、聞くことに抵抗があ
るとはいえ、聞けるからです。
 いざ、はじまってみると気がつかないような観点から物語を見ていたり、語り手が
動作、表情も交えたりとおもしろいと思う前にすごいなと思いました。
 最初は興味を持たなかった私がオモシロイと思えました。ぜひ、いろんな人に、落
語を聞いてほしいです。
 最後ですが、わざわざ落語を聞かせてくださってありがとうございました!!

「落語を聞く、に納得する」  T・Y
 最初らへんに「落語は見るものではなくて聞くものだ」と言われたとき、言われて
みればそうだと思いました。テレビで落語家を見、耳で落語家の落語を聞くという感
じであると思い納得し、今でも覚えています。勉強になりました。ありがとうござい
ます。
[ぞろぞろ]という落語はとても面白かったです。
 一人で何役もし、表情豊かで聞いていてとてもわかりやすかったです。身振りを想
像したり、その時の情景を想像したりとするまでもなく、自然にその情景・身振りが
見えて驚きました。やっている人が上手だからなんだなぁ〜と思いました。(笑)
 テレビとかで「聞く」落語を想像していて、ライブを聞いたとき本当に想像を遥か
にこえてよかったです。
 また機会があれば生で「聞いて」みたいです。楽しい落語を教えて下さりありがと
うございました。

「[ぞろぞろ]のおばあさんのようになりたい」  M・Y
 すごく楽しかった。”おち”もよかった。落語というのは昔っぽいイメージしかな
くてつまらないものだと思っていたがこんなにも楽しいものだとは予想外だった。
 しかも、しっかり伝えたいもの(この話では人間の欲)はよく伝わってきたし、考
えさせられる部分もいくつかあって落語というのはよく出来ていると思った。
 今回の話についてだが、自分はおばあさんのようになりたいと思った。全ての考え
を他の人の視線から見ていて、他の人に優しいし、なおかつ楽観的だし、人間として
自分が磨かれるような感じだと思った。
 最後に……、今も昔も楽しいと思う気持ちは変わらなく素晴らしいものだと思う。
 昔=つまらないという固定観念は捨て、様々な事に挑戦すべきだと思った。
2006・4・30 UP








学芸大付属 世田谷中学校

2005(平成17)年11月14日(月)
落語の授業・ライブ[ぞろぞろ]:三遊亭 圓窓

生 徒 (1年B組) の 感 想

「貴重な体験ができた」 O・T
 僕は落語を初めて聞きました。そして、とてもおもしろく、いや、こっけいだなぁ
と思いました。
 僕は今まで落語というものを聞いた事がなくて、今回、初めて聞かせていただきま
した。でも、[じゅげむ]というものは名前を聞いたことがあったので、意外と落語
って身近な所にあったんだなあと思いました。
 僕はこの機会を通して落語の事をもっと深く知ってみたいなあとも思いました。
 たぶん、これからも落語というものに出会ったりすると思いますが、このとてもき
ちょうな体験に勝る物はありえないかなあと思いました。
 そして、最後に、このきちょうな体験ができるようにして下さった先生方、そして
圓窓さんにお礼を言わせていただきます。

「貴飛行機の中で聞いたことがある」 M・K
 落語を目の前で初めて聞いて、おじいさんが3人目の客が入ってきたときに急に調
子がかわったように声がみょうにりきんでいたり、3人目の客が出たあとの言葉のと
ころが一番おもしろかったです。
 前にも落語を飛行機についているラジオで聞いた事があるのですが、実際に間近で
見ると、落語を話している表情や動作が見えてより思い描きやすくひさしぶりに大爆
笑しました。
 特に質問は思いつかないので感想のみで終わらせていただきます。ありがとうござ
いました。

「繰り返していた大事なこと」 K・K
 11月16日、僕は三遊亭圓窓さんの落語を聞いた。
 一番印象に残ったことは、師匠が何度も繰り返していた「落語は見るものではなく
聞くものだ」という台詞です。
 前に国語の宮本先生から学んだ「人は相手に最も伝えたいことは、何度も繰り返し
て言うものです」という言葉に僕は惹かれました。よく音楽の詞などには惹かれるん
ですけど、人の言葉に惹かれるのは、小学校の時では全く無かったことです。
 その言葉は本当で、友達と話している時もこの言葉通りになるんです。それを、今
回のケースにもってくると、またあてはまりました。
 僕なりにとらえて、師匠は「落語は聞くもの」ということを、僕たちに最も伝えた
かったのだと思います。
 言葉だけではなく、体でもそれを表現してくれて、本当に面白かったし、貴重な体
験が出来てとてもうれしかったです。
  圓窓一言「ベートーベンの名曲『運命』はジャジャジャジャーンというフレーズ
      の繰り返しだよね。さりげなく繰り返す。大事なテクニックですよ」

「落ちの意外な展開」 S・K
 今回、聞いた落語[ぞろぞろ]は、動作や顔から言葉と合わせて、今なにをしてい
るのかがよく分かった。
 一番よく分かったのは、わらじをはいた客を送る時の動作で遠のいていくのを目で
追っていて、今どこらへんにいるのかがよく分かった。
 おもしろいところはオチだけではなく物語がすごくおもしろいものだった。
 最後のひげのぞろぞろのシーンでは展開が意外だったから思わず笑ってしまった。

「聞いていたしびれた……、足が……」 S・K
 僕は今回、初めて聞きました。
 落語などは最初つまらないと思っていましたが、聞いてみたらとてもおもしろかっ
たです。
 どこがおもしろかったかというと顔の表情です。場面によって手だけではなく顔の
表情も変えて表してすごいと思い、さすがプロだなとも思いました。
 落語というものはとても深い意味があり感心しました。また、聞いてみたいと思い
ました。
 聞いているときはずーっと正座だったので、とてもしびれましたが、本当に楽しか
ったです。
 今回は本当にありがとうございました。
  圓窓一言「あたしはしびれなかったよ、足は……」

「台詞のときの首の向き」 H・K
 三遊亭圓窓さん、とても面白い落語をありがとうございました。
 僕は落語を聴くのが初めてで、最初は正直(あんまり面白そうじゃないなぁ)と思
っていました。
 しかし、その思いとは逆に、非常に面白かったです。
 特に、[ぞろぞろ]は気に入りました。
 僕が良いと思った所は、表情です。おじいさんのセリフの時は右を向き、おばあさ
んのセリフの時は左を向くなどという所が非常に面白かったです。ありがとうござい
ました。
  圓窓一言「複数の登場人物を表現するためのテクニックの一つです」

「テレビのドラマの落語より、いい」 S・S
 三遊亭圓窓さんの落語は、初めて聞く僕でも分かりやすく、微妙な所で笑いを入れ
ていておもしろかった。
 しかも、体全体を使って表現していたので、より楽しめた。
 僕はテレビのドラマの中でしか見たことがなかった。テレビよりもおもしろく、迫
力があった。
 圓窓さんが作ったという[ぞろぞろ]は、落ちがあって、さすが落語家だなぁと思
い、深く感心した。
  圓窓一言「誰に聞いたのかな。[ぞろぞろ]は古典落語。作者は不明ですが、江
      戸時代の人です。圓窓の作ではないからね」

「蕎麦屋の〇〇庵という屋号の謎を知った」 T・Z
 ぼくは落語を生で聞いたのは初めてで、けっこうおもしろくて、笑えました。
 時々、お父さんが見ている笑点を見ていたことはあったので、わからない部分はほ
とんどなかったので、思いえがくことは、ちょっとはできたと思う。
 全部は思いえがくひまがなかったし、落語を理解するのだけでせいいっぱいでした。
 あと、安楽庵さんの話の時に庵という意味がけっこう意外だったのでおもしろかっ
た。そば屋の「○○庵」というののもとになっていたなんておどろいた。
[ぞろぞろ]の話はよく望で神さまにねがってはいけないということを教えるために
作られた話ではないかと思いました。
 最後に、床屋が客のひげをそったら、ぞろぞろとひげがはえてきた所がおもしろか
った。
 落語はおもしろいものだと思いました。
 三遊亭圓窓さん、今回はありがとうございました。
  圓窓一言「お父さんに言っておいて。『テレビから離れなさい』って」

「また会いたいなぁ」 H・T
 今日は三遊亭圓窓さんに来てもらい、落語を聞きました。
 落語は、正直おもしろいとは思っていませんでしたが、三遊亭さんのを聞いてイメ
ージが変わりました。とてもおもしろかったです。
[ぞろぞろ]は三遊亭さんが一人で、おじいさんの役、おばあさんの役、客の役、さ
んぱつ屋の役をやってたので、すごいと思いました。
 三遊亭さんは、おじいさんの役とおばあさんの役がとてもうまいと思いました。
 すごかったです。また三遊亭さんの落語を聞きたいと思います。機会があればまた
会いたいです。
  圓窓一言「会いましょう。校長先生を口説いてみてごらん」

「予習をしてよかった」 T・T
 今日は、本当にありがとうございました。
 今日初めて落語を聞くので、聞いていて意味が分かるかなと思いながらもワクワク
しながら武道館へ行きました。
 「予習」をしているとき、いろいろな説明を聞きながら「落語」という2文字だけ
でも深い意味があるんだなと思いました。
 落語のライブを聞いているとき、こしが痛くなって座り替えたりもしたけど、意味
も分かり、「思い描く」ことが出来ました。圓窓さんの表情や声を聞いていておもし
ろかったです。
 本当にありがとうございました。

「こんなに臨場感があるとは……」 H・T
 今日、初めて生落語を聞きました。
 この話を聞いた時には、「前、ドラマでやっていたタ○ガー&ド○ゴン」みたいな
のだと思っていましたが、テレビで見るよりその場で聞いた方がよいのはあたり前で
すが、こんなにもりん場感があるとは思ってもいませんでした。
 しかも師匠で真打ちというすごい人の落語を聞けて幸せです。
 いそがしいのにわざわざ来て楽しい落語をおしえてくれてありがとうございました。

「落語の歴史も知った……」 A・T
 今日の落語を聞いて、一番初めに思ったのが、落語というものは今までに思ってい
た以上におもしろくて、すばらしいものなんだということです。
 僕は落語を生で聞くのは初めてだったので、テレビ等で放送している落語を聞くの
と、目の前でやっている落語を聞くのとでは、全然おもしろさがちがうということに
おどろきました。
 今回、聞いた落語では、やはり最後の落ちが一番おもしろいと思いました。そして、
全体的に、師匠の表情の変化や、声の変化が心に残りました。
 他にも、落語の歴史等、今回はたくさんのことが学べました。そして、また落語を
聞きたいという気持ちになりました。
 今回は、おいそがしいところ、僕たちのために落語を聞かせてくださってありがと
うございました。

「生は初めてでした……」 S・T
 三遊亭圓窓さんの落語はとてもおもしろかったです。
 僕はテレビで何度か落語を聞いたことがありますが、生で落語を聞くのは初めてで
した。
 圓窓さんが聞かせて下さった[ぞろぞろ]という落語は、初めて聞いたものでした
が、説明や動作などが分かりやすくて、ストーリーがとてもよく理解できました。
 今回は本当にありがとうございました。またの機会があったら、よろしくお願いし
ます。楽しみにしています。

「質問があります」 T・N
 圓窓師匠の話し方は余談も含めて分かりやすいし聞きやすかったです。
 又、予習もやっていただき、初めて聞く落語もとても聞きやすいものとなりました。
 初めて聞く落語がこんなに素晴らしい方だったので僕も良い経験になりました。
 プロフィールを見ると、高校卒業後落語に入ると書いてありましたが、何で高卒で
落語をやろうと決めたのですか。(圓窓註:勉強より落語が好きだったから)。又、
真打ちになるまでどの位かかりましたか。(圓窓註:今は15年くらいかな)。その
点も含めて、会える機会があればそれを聞きたいと思います。
 忙しい所、来校してくださってありがとうございます。

「落語は年上の人たちのものだと思っていた」 M・H
 僕は、今日初めて落語を聞きました。
 最初は、落語というのは僕より年上の人たちが見るものだと思っていました。
 しかし、今日僕の中にある落語に対しての考えは大きく変わりました。僕の中で変
わった考えは二つあります。
 一つは、落語は見るものではなく聞くものだということです。今日の説明のおかげ
で考え方が変わりました。
 二つ目は、落語はどんな年代の人でも楽しめるということです。
 僕は、今日とても楽しませていただきました。久しぶりにたくさん笑わせてもらい
ました。
 今日はとても楽しませていただいて、本当にありがとうございました。

「落ちを理解するのに時間がかかってしまった、ぼく」 T・H
 ぼくは今日初めて落語を聞きました。落語はどういうものなのか今日まであまり知
りませんでした。
 でも今日、三遊亭圓窓さんの落語[ぞろぞろ]を聞き、落語のおもしろさを知りま
した。
 扇子と手拭いを色々なものに見立てたり、表情や手ぶりで感情を表す、とてもこっ
けいな話でした。さらに、こっけいな中にも深い意味がこめられていて、全てを理解
するのは大変でした。でも、理解するととても楽しいものでした。
 一番最後のおちである「お客さんのひげがぞろぞろと生えてきた」という場面の意
味を完全に理解するのは少々時間がかかりました。
 ですが、最初から噺を思い出してみると、理解することができました。つまり、欲
張って自ら願いを言ったため、お稲荷様の罰を受けたのですよね。
 落語を聞かせていただき、とてもありがとうございました。

「自分もしてみたい」 K・H
 落語というのは、あまりふれた事がなかったので興味もありませんでした。
 しかし、実際に落語を聞いてみて、圓窓さんのやっている落語がとてもおもしろく
また動作がわかりやすかったです。
 特に水を飲んでいる動作を見て、水のコップをすぐに頭におもいうかべる事ができ、
圓窓さんの表現の力はすごいと思いました。
 圓窓さんの、話の進め方やしゃべり方など人を楽しませる力を持っていて、すごい
と思いました。
 自分にも人を楽しませるゆかいにさせる事ができたらいいなと思いました。
 きかいがあればぜひ落語を聞きに行ってみたいです。

「いつの間にか引き込まれしまった」 R・M
 ぼくは今日、初めて落語を聞きました。
 あまり、落語と触れなかったぼくには、とても新鮮に感じました。詳しく言うと、
落語は見るものではなく、聞くものだということに、驚きました。
[ぞろぞろ]という話は聞いたことはあったけど、内容を聞いた訳ではなく、そうい
う話があるということを聞いただけでした。
 そして、実際に聞いてみると、聞けば聞くほどおもしろくなっていき、いつのまに
か、[ぞろぞろ]の世界に引き込まれていました。
 とてもおもしろかったです。

「最初は眠くてねむくて」 H・M
 ぼくは、初めて落語を聞いたのですが、とてもおもしろく少し感動しました。
 最初のほうの話は、寝てしまいそうになりましたが、だんだん眠けもふっとぶよう
なおもしろさがぼくをおそい、落語の世界へと引き込まれました。
[ぞろぞろ]の話は、どこかで聞いたこともありそうな話でとてもわかりやすく、お
じいさんやおばあさんのおどろいた表情やうれしそうにしている表情が簡単に想像で
きました。
 また、さんぱつ屋が違う意味でぞろぞろしてきたのがとてもおもしろく、なるほど
と思いました。
 また、圓窓さんはわかりやすくなるように話をしたり表現をしたりしたので、おも
しろさが増えていきました。
 今回は、いそがしい中、この学校にきて落語をしてくれてありがとうございました。

「今のはやりのお笑いとは違った」 K・Y
 僕は落語を聞いて、落語の難しさを知りました。それと共に、三遊亭圓窓師匠の偉
大さを知りました。
 落語は、ただ今、流行りのお笑いのように、うけをとるだけのものだと思っていま
したが、おとぎ話のような感じの話でした。
 お茶屋の様子まで想像できてよかったです。
 本当におもしろかったです。ありがとうございました。

「母が圓窓フアンです」 S・A
 私は、今日初めて落語を生で聞きました。
 いつも日曜日になると必ず「笑点」をきくというお笑い・落語が大好きな私。貴重
な体験をさせて頂いて本当に嬉しかったです。
[ぞろぞろ]という話。私は初めて聞きました。[寿限無]はとても面白い話だと言
う事は聞いて知っていたのですが……。
 だけど、この「ぞろぞろ」、聞いていてとっても面白かったです!! とくに最後
の床屋の話。床屋のだんなさんが客のひげをそったら、ひげが「ぞろぞろ」はえてき
たというオチがとっても良くできていて、凄いなぁと思いました。
 最後になりましたが、圓窓師匠の落語、また聞かせてください!! と言うより聞
かせていただきに行きます。
 これからも、日本の「落語」を子供に伝えて行って下さい。
(母が圓窓師匠の大ファンだそうです。一度、圓窓師匠にお会いした事があるそうで
す。)(圓窓註:だったら、また会いたいなぁ)

「つまらないという考えをくつがえしました」 M・I
 今日は「三遊亭圓窓さん」の落語をきかせていただきました。
 今までは落語がテレビなどでやっていてもすぐに「つまらない」とチャンネルを変
えていました。だから、「落語」=「おもしろくないもの」だと思い込んでいました。
しかし、今日落語を聞いて「おもしろいものだ」と感じました。これまでの「つま
らない」というのがくつがえされました。考えられないくらいおもしろかったので、
正直にとてもおどろいています。
 これからは落語をきいたら、テレビをつけてみようと思いました。
 今日はどうもありがとうございました。

「質問があります」 H・O
 ドラマで落語というものがどんなのか知ってはいたが、実際聞いて、見てみると落
語は本当に面白かった。なんというか、落語には人を引き込んでいくパワーがあるな
と身をもって実感した。
 三遊亭圓窓師匠のとても素晴らしい落語はすごく心に残った。落語は見るものでは
なく、きくものだとおっしゃっていたけど、見るというのもあっていると思った。な
ぜならば、落語を言っている人の顔の表情や手の仕ぐさによって色々と話を想像した
りするから。
 落語を初めて見て、本当に面白かった。テレビとカップとは全く違って、はく力み
たいなものがあった。
 また今度、三遊亭圓窓師匠の落語を聞きたい。
 あと、なぜ落語界に入られたのか、(圓窓註:すきだから)落語のどんな所にひか
れたのかなどをお聞きしたい。(圓窓註:庶民を心理までも描いているから)

「今までテレビの落語は消してました」 M・K
 私は、このような機会がないと「古典」とか「伝統」と呼ばれるものにふれあうこ
とがないので、今日、三遊亭圓窓師匠においでいただいて、とてもうれしかったです。
 最初、「見る」と「聞く」の区別について教えて頂きました。
 私は普段「テレビを見た」「ラジオを聞いた」のように使っています。しかし、見
方を変えればテレビも「聞く」ものであると学ぶことができました。落語とテレビと
では少し違いますが、新しい表現を学べました。
 そして、[ぞろぞろ]。
 少し前に狂言をビデオで見たのですが、何を言っているのかわからず笑うべき所も
笑えませんでした。しかし[ぞろぞろ]はほとんど現代の言葉使いだったのでなじみ
やすく、笑えました。
 たまに「笑点」をみるのですが、「大喜利」の前が落語だと知るといったんテレビ
を消してしまっていました。でも、次はじっくり見てみたいと思います。

「続いてきた魅力がわかった」 Y・K
 今日、私は初めて落語を聞きました。
 今までは落語がどのようなものか、あまりピンとこなかったのですが、今日聞いて
みて、非常におもしろく楽しいものだということがわかりました。
 なぜ、落語が昔から守られてきたか、少しわかった気がします。おもしろい話や表
情、手ぬぐいなどの小物を使った表現。落語にはそういったみりょくがあると思いま
す。
 このような機会はめったにできることではないし、とてもよい体験でした。
 師匠、これからも頑張って下さい。

「今までと違う次元」 S・K
 とにかく、落語を生で聞くのは初めてだったので、始まる前はドキドキしていて少
し説明を聞き落としてしまった。
 それほど期待していたけれど、三遊亭氏の落語はその期待とは別の次元にいた。と
にかくおもしろい。元々のストーリーはおいとくとしても、喋り方や身ぶりなどを見
ているだけで情景がどんどんでてくる。最後のおちもいい。
 この落語を見たあと、落語に対して興味がわいてきた。日曜日に笑点という番組で
やっているということを聞いたので、今週にでも見てみようと思う。
こんなことを思ったのも師匠のおかげです。ありがとうございました!

「落語にドキドキ感があった」 M・K
 私は今日初めて落語をききました。落語とはどういうものかもまったく知りません
でした。
 でも、予習の時間に圓窓師匠が「落語」の意味を教えてくれて、だいたいの感じは
分かりました。
 そして、実際にきいてみるときいていてとても楽しく、分かりやすいものでした。
「落語」の「おち」というのは最後にあるものときいたので、師匠の落語をきいてい
る時に「おち」が今か今かとドキドキしました。落語の面白さはこのドキドキ感にあ
るんだなぁと思いました。
 最近は、落語などはきく機会があまりないので、とてもいい経験をしたと思いまし
た。これからも受けついでほしいと思いました。

「落語は、『はなし』なんだぁ」 A・S
 私は今日、初めて落語をきくことができました。しかも、いきなり日本を代表する
圓窓さんの落語を生できけて、本当にうれしいです。
 まず、予習で落語のことにふれた時、”はなし”ということを知って、けっこう自
分の生活に関係してるなと感じました。
 本習では、いろんなことを自分でイメージできてほとんど内容が理解できました。
けれど、今は使っていないしゃべり方がでてきたことで、落語だと思いました。
 今回の落語体験で、落語をより楽しくみるこつもわかったので、これからきくきか
いがあったら、どんどんききたいと思いました。
 今日は、ありがとうございました。

「これをきっかけに日本文化を学びたい」 S・S
 私は今日、初めて落語を聞きました。普段の生活では、あまり縁がなく落語のこと
をあまり知りませんでした。
 私の中の落語のイメージは、昔からの伝統的なものなのだから、よく分からない昔
の言葉がでてきてむずかしいものというものでした。
 しかし、今日の師匠の落語を聞いてそのイメージがかわりました。落語はとてもお
もしろく表現のしかたも私たちでもわかるのもので、とても楽しかったです。
 これをきっかけに時代というものにとらわれず、たくさんの日本文化を学びたいと
思います。そして、この文化がこれからもずっと多くの人に愛されて続けられること
をねがっています。
 一時間という短い時間でしたが、とても楽しかったです。ありがとうございました。

「伝統は続いている」 A・T
 落語を聞いていて昔からの伝統が今も生きつがれているのだと思いました。
 落語を聞いてひょうじょうや動作で聞き手にそのシーンを連想させていたのでおど
ろきました。(圓窓註:でも、丸暗記じゃないんだよ)
 そして、つまることなく話していたので、おぼえるまで読み通したのだという努力
が感じられました。
 今回は落語のすばらしさについて考えられてよかったです。

「一期一会を大切にします」 Y・T
 本日はお忙しい中、わざわざここまでお越しいただき、誠にありがとうございまし
た。
 私はテレビなどで落語を見ていましたが、師匠の落語はとても面白く、またとても
素晴らしかったです。
 私は日本を思いました。能や狂言、落語などの芸能が大好きです。
 もっといろいろな方の落語なども聞いてみたいです。
 一番心に残ったのは「落語は見るものではなく、聞くものだということ」と「一期
一会である」ということです。
 私はこの先も一期一会を大切にしたいと思います。(圓窓註:いい心がけです。な
んど会ったとしても、その度に新鮮ですものね)
 本日は誠にありがとうございました。

「能楽をやってます」 S・T
 私は、今日生まれて初めて「生」の落語を聞きました。
 圓窓師匠の落語は、すばらしかったです。どこがすばらしいと思ったかというと、
演芸の中で動かずに話し手が聞き手に対し滑稽な話で笑いをとる所です。
 私の父は能楽師で、私も能をやっていました。しかし、能は見ていてもあまり理解
できないのに対し、落語は初心者でも笑いや話のおちが分かるということを今日実感
しました。(圓窓註:能楽も大切な伝統文化ですから、続けてくださいね)
 質問!!
 最初に草鞋を買っていったお客が、おばあさんの入れたお茶を飲む時に、圓窓師匠
が手でコップを作って飲んでいました。その手のコップの親指の部分をなめたのはお
茶を飲んだ感じを出すためですか? (圓窓註:そうですよ。よく見てましたね)

「一人で何役もやって、頭がごっちゃにならないか?」 M・N
 私は今日、初めて「落語」というものを聞きました。
 そもそも、落語といっても、何か話を聞くだけだと思っていたけど、ちゃんと深い
意味があり、最後に"オチ"があることを初めて知りました。
 今回の話は、よくあることの話だと思います。けど、よくある話でも話がおもしろ
く、とてもおもしろかったです。
 落語にも欠点があるのかなぁと思ったことがあります。一人で何人もの役があると、
頭の中がごちゃごちゃになってしまう気が……。
 私はこの話を聞いて、もっと落語を聞いてみようと思いました。そして、また圓窓
師匠の落語を聞いてみたいです!!

「おばあちゃんを誘ってみるつもり」 S・N
 今回、落語を聞いて、最初、落語はおとしよりが聞くものかと思っていたけど、私
達みたいな中学一年生がきいてもおもしろいものなんだなぁと思いました。
 私は一度、小学生の時、狂言を見たことがあります。狂言では、人が舞台のすみか
らすみまで動き回り、なにか実際に道具を使って表現をしていましたが、落語はほと
んど道具を使わずに表情や動きがわかったのですごいなと思いました。
 私のおばあちゃんは、落語や狂言などをあまり聞く方ではないのですが、今度、き
かいがあったら誘って行ってみたいと思います。きっとおばあちゃんも喜ぶと思いま
す。
 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

「とにかく笑える」 Y・N
 私は今日、初めて落語を聞きました。
 感想を簡単にまとめると、「とにかく笑える!」といったところでしょうか。本当
に、バカバカしい話を聞いて笑うという感じでした。
 今日、話してくださった落語の「オチ」は、床屋が客のひげをそったらまた新しい
ひげがはえてきてしまったという部分ですよね? それから、圓窓師匠の顔からもよ
くそのときの様子を思い描くことができました。
 テレビでやっていたのですが、落語家の人は食べたりするときの音が上手にできる
んですよね? 生で見せていただきたかったです。
 今日は、私たちのために楽しい落語を話してくださって、ありがとうございました。
 これを機会に昔から伝わる日本の伝統について興味をもつことができました。たく
さんの人に落語の楽しさを伝えていってください。

「とても幸せです」 A・M
 今回、このような貴重な体験ができて、とてもうれしく思います。
 私は今まで落語というものに触れたことがなかったので、聞かせていただくまでど
んなものなのか知りませんでした。
 けれど、生まれて初めて聞いた落語が、日本を代表する落語家である三遊亭圓窓さ
んで、自分はとても幸せ者だなぁと感じています。
 落語は、せんすと手ぬぐいだけの道具で、話の情景を思い描くことができるところ
がすごいと思いました。でも思い描く情景は一人ひとり違い、そこも落語の魅力だと
思います。
 これからも、色々な落語を聞いてみたいと思います。

「大人になっても落語は聞きたい」 K・M
 私は生まれてはじめて落語を聞いたけれど、師匠が動作や声の大きさを変えて場面
を表現していたので、頭の中でくわしく場面の中で起こっている出来事を想像するこ
とができました。
 話の中でも[ぞろぞろ]に出てきた、茶屋のおじいさんとおばあさんが面白かった
です。
 例えば、びっくりした時の表情や声の大きさなどで、どんな状態なのかを知ること
ができました。
 私は高校を卒業してからも、落語家になることはないと思いますが、落語について
はこれからも色々な事を学んでいきたいと思います。
 また機会があったら師匠の落語を聞きたいです。そして大人になってからも師匠や
師匠じゃない人の落語も、聞きにいきたいな思います。
 今回はとても面白い落語をひろうしていただきありがとうございました。

「つまらないものだと思っていたが……」 T・Y
 今日は私達の学校に来てくださってありがとうございました。
 私は落語を聞くまで、落語は少しつまらないものだと思っていました。でも、師匠
の落語を聞いて落語はとてもおもしろいものだと実感しました。
 あと、もう一つ感じたことは、師匠の表情が豊かだということです。おばあさんと
おじいさんの二役を一人で完璧にこなしているのがすごいと思いました。
 また、落語を聞いてみたいです。

「目を閉じると情景が浮びました」 KY
 私は落語を聞いた事がありませんでした。でも、今回の落語を聞いて、落語に対す
るイメージが変わりました。
 今までは、落語には昔の古い言葉が使われていて、聞いてもわからないのかな? 
と考えていました。でも、落語っておもしろいです。
 今回、やっていただいた落語は[ぞろぞろ]で、おじいさんとおばあさんを一人で
演じていたけど、声や特徴がまったく違う人で、目をとじて情景を思い描けば本当に
二人の人が話しているように聞こえました。
 私にとって今回、聞いた落語は貴重な体験となりました。今日は本当にありがとう
ございました。

「後世に残したい伝統文化」 H・Y
 今日はお忙しい中私たちに落語を聞かせて頂き、どうもありがとうございました。
 私は今日初めて落語を聞きました。最初は落語に対しなんとなく近づきがたいイメ
ージがありましたが、圓窓師匠の落語を聞いて本当はとても面白く楽しいものなんだ
と感じました。
 また、すごいと思ったのは圓窓師匠の表現です。
 おじいさんが驚いた時は驚いた顔を、喜んでいる時は喜んでいる顔を、無言の時で
も心情の変化が手にとるようにわかりました。
 特にわらじがぞろぞろと出てくる場面では、表情から心情がとてもわかりやすく、
面白かったです。それと、師匠は一人で何役もしているのがすごいと思いました。
 そして、この面白くて素晴らしい日本の伝統文化が後世にも残っているといいなと
心から思いました。
2006・5・3 UP






群馬県前橋市
市立宮城中学校 第16回 立翔式

2005(平成17)年2月4日(金)
前橋市立宮城中学校
 群馬県の宮城村の宮城中学校の第16回目の立翔式で記念講演をさせてもらいま
した。
 立翔式とは、昔の元服だそうです。
 中学二年生(15歳)を祝っての式典で、生徒の代表たちが「自分の将来を語る」
弁論を繰り広げる。
 そのあと、あたしの講演と落語[ぞろぞろ]。
 いやはや、驚いた。
 そんじょそこらの中学生とはわけが違う。
 話を聞く姿勢がちゃんと出来ている。
 あたしのテーマが「話す・聞く・思い描く」
 この学校を、生徒を褒めながらの講演になってしまったが、本当にいい学校だ。
 校長先生が窓門会に入会してくれたのも嬉しい。


 それに、第二学年主任の堀澤行信先生から礼状をいただいた。添付させていただい
た。
 そのあと、生徒の感想を載せました。
 よろしく。
三遊亭 圓窓

 梅花の候、圓窓師匠におかれましては、ますます御健勝のこととお喜び申し上げま
す。
 先日は本校の『立翔式』において、遠路はるばるお出でいただき、素晴らしいご講
演を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
 さて、ご講演に対する生徒の感想を同封させていただきました。
 そのままですので、誤字・脱字等、多々あろうかと存じますが、お許しください。
 また、圓窓師匠のご講演及び落語を拝聴できる日を心待ちにしております。
 用件のみにて、失礼いたします。
 
第二学年主任 堀澤行信



= 2 年 A 組 =


「着物がカッコイイ!」 A・I
 僕は、三遊亭圓窓師匠の話を聞いて、演題「話す・聞く・思い描く」ということで、
僕の知らないことばかり出てきて、最初は良く分からなかったけれど、落語が「おと
しばなし」というものだったのは知らなかったので、ビックリしました。
 他に、最後に行った落語のライブがとても楽しかったです。落語を生で聴くのは初
めての事だったので、とても嬉しかったです。
[ぞろぞろ]という落語を聴いて、最後の「おち」にいたるまでの話のもっていき方
がすごいなあと思いました。他に、最後のおちがとってもおもしろかったです。
 あと、あんなに大勢の前で、大きな声を出していて、すごいと思いました。それと、
服(圓窓註:着物です)がカッコイイと思いました。
 聴く態度が悪かったと思うので、謝りたいと思いました。(圓窓註:態度の悪い人
は一人もいませんでしたよ)すみませんでした。
 最後になってしまいましたが、本当にありがとうございました。


「とても勉強になりました」 T・I
 今日はおいそがしいところわざわざ宮城中学校におこしいただいてありがとうござ
いました。
 三遊亭圓窓師匠の話を聞いて、大きな声ではなすことや目を使ったりすることの大
切さがとてもよくわかりました。ぼくは人と話をするのがとてもにがてなので、とて
も勉強になりました。
 最後にした[ぞろぞろ]という落語はとても楽しかったです。今日は本当にありが
とうございました。


「今後の参考にします」 N・G
今日はとてもお忙しい中来ていただきありがとうございました。
 今日の講演会では、どれも勉強になるような事を話していただき、とても印象に残
りました。
特に最後の落語のお話「ぞろぞろ」では、みぶりてぶり、話し方など、とてもくふ
うしてあり、勉強するところがいろいろあるなと思い、今後の事に参考にしていきた
いと思います。
 本当にありがとうございました。


「落語にチャレンジしてみたい」 Y・K
 落語というものを初めて聞いてとても感動したし、師匠の講演は心にしみるものが
あり、今ぼくの胸の中に強く残っています。
 ぼく自身、みんなの前で話すということはとても苦手で、どうしても上を向いたり
下を向いたりして聞いてくれている人の目を見て話せません。しかし、師匠の話しぶ
りはすばらしく、ぼくも師匠みたいにスピーチできたらカッコイイし、あれだけ大き
い声を出すというのは、とても気持ちいいのだろうなと思いました。だから、これか
らぼくは師匠みたいに人の目を見て話していきたいです。
 もっといろいろな落語を聞いていきたいと思ったし、落語にもチャレンジしてみた
いです。すばらしい講演をありがとうございました。


「落語の顔や上半身の動き、すごい」 T・S
 僕は、落語をじっさいに見たり聞いたりするのは今日が初めてでした。
 落語をじっさいに聞いてみて思った事は、すごく声が大きく、そして言葉をはっき
りときょうちょうしているということです。
 今日聞いた[ぞろぞろ]という落語はとてもおもしろかったです。この[ぞろぞろ]
という落語では、話や言葉の会話がない所でも、顔や上半身だけの動きで自分の思
っている事などを表現していた事がすごいと思いました。
 これからは、自分も立翔式の作文に書いた将来の夢を実現させるために努力してい
きたいと思いました。今日は本当にいい落語をありがとうございました。


「[ぞろぞろ]のストーリー」 Y・S
 今日は遠い宮城中学校に来てもらい、ありがとうございました。
 今日の話の中で[ぞろぞろ]という話はとてもおもしろかったです。なにしろおじ
いさんとおばあさんがいて、その家が茶店で、おじいさんがおいなりさんに落ちてい
たものをわたしにいってから、おじいさんはいい事が次々におこったりした所がおも
しろかったです。
 今日は本当にありがとうございました。


「落語がよくわかりました」 Y・T
 今日はお忙しい中、講演をしていただき、ありがとうございます。
 落語というものはあまりよくわからなかったのですが、今日の師匠の講演で落語の
ことがよくわかりました。
 ぼくは落語を聞くのはもちろん初めてなので、どういうものなのかとすごく楽しみ
にしていました。実際に聞いてみると、とても楽しかったです。
 僕も14才になったので大人への階段を一歩一歩上がっていけるようがんばってい
きたいと思っています。
 今日は本当にありがとうございました。


「家族との会話を増やします」 F・N
 今日の三遊亭圓窓師匠の話を聞いて思ったことがあります。圓窓師匠は話のプロと
いうことで、やはり話が上手だと思いました。
 今は携帯電話というものがあり、メールばかりして話すことをあまりしません。特
に家にいるときは話すということをしないし、テレビを見ているだけです。これから
は家族と今日のできごとなど話して聞くということをしたいと思いました。
 落語ははじめて聞いたけど、とてもおもしろかったです。またこんどぜひお聞きし
たいと思います。


「話ができるよう努力します」 T・H
 今日はお忙しい中、講演をしてくださりありがとうございました。
 立翔式という一つの節目に、師匠の重要でおもしろい講演を聞けたことをうれしく
思います。
「話す・聞く・思い描く」という演題でしたが、自分のことを振り返ってみると、最
近、家族との会話が少なくなってきました。自分が話すとき、相手の顔を見ていない
のが原因だと思います。ぼくも、師匠のように、はずかしがらずに堂々と話ができる
ように努力したいと思います。
 最後に聞いた[ぞろぞろ]という落語はとてもおもしろかったです。今日は本当に
ありがとうございました。


「小学校4年生の人たちがうらやましい」 B・H
 今日の講演を聞いてまず最初に思ったことは、一人で話をしているのにいろいろな
役ができてすごいなあと思いました。聞いていて本当に面白かったです。ねむけもふ
っとんでしまいました。こういうところが落語の面白いところかなと思いました。
 正直なところ、ぼくは落語を聞くのは初めてでした。「落語」というぐらいだから、
少しかたいイメージを描いていたのですが、実際に講演を聞いてみると、全然イメ
ージと違って、聞いていてあきませんでした。
 特に今日聞いた[ぞろぞろ]という話はいろいろな表現でできていて面白かったで
す。これを授業で聞ける小学校4年生の人たちはうらやましい限りです。
 今日の講演を聞いて、圓窓さんも落語家になるまでに苦労したのではないかと思い
ました。どんな職業もやっぱり苦労はするものだと自分は思っています。今日の講演
を聞いて、これからの人生で生かしていけたらと思います。
 今日は本当にありがとうございました。


「赤ちゃんも勉強しているんだぁ」 K・M
 いそがしいなか、宮城中学校にきてもらい、ありがとうございました。
 師匠の話はすごいと思いました。
 聞くことは赤ちゃんの時から勉強しているということは「そうだなぁ」と思いまし
た。
[ぞろぞろ]はおもしろいと思いました。


「自覚を持って生きます」 R・M
 僕は今まで落語というものをテレビでしか聞いたことがなくて、それも数えられる
ほどしかありませんでした。
 落語のルーツなど色々な落語についてのお話や、落語を通しての行き方が昔でいう
元服を終え、自覚を持って生きることになる僕の心にとても残りました。
 最後にお話していただいた[ぞろぞろ]はお稲荷さんにお参りして、そのご利益と
してわらじが次々に垂れ下がってくるのが面白かったです。おちのひげがぞろぞろと
生えてくるのも面白かったです。
 今日は僕たちのためにわざわざ遠くからお越しになられて、どうもありがとうござ
いました。


「難しい言葉もあったけど……」 K・R
 三遊亭圓窓師匠の講演を聞いて、とても圓窓師匠は話が上手でした。それに、落語
の歴史など、圓窓師匠の話の中でいろいろなことが分かりました。
 また、圓窓師匠の[ぞろぞろ]を聞いてとても面白かったです。難しい言葉もあっ
たけど、圓窓師匠の動きなどでだいたい分かりました。
 今日はぼくたちの立翔式のために面白い話などをしてくれてありがとうございまし
た。


「学級委員になって、話せるようになった」 K・A
 今日はお忙しい中わざわざ来ていただき、ありがとうございました。
 私は人の前で話すことが苦手でした。前は本当に「人前」というだけでドキドキし
てしまいました。でも、最近、学級委員となった私は人前で話すのが前より出来るよ
うになったのです。これはやはり「周りの人が聞こうとしてくれたから、と思えまし
た。
 今日、話を改めて聞いてよく分かった気がします。私も師匠みたいにもっと人の「
目」を見て、大きな声で、堂々とした態度で、人と話していこうと思いました。


「お稲荷さんって、食べ物かと思った……」 A・A
 今日は講演ありがとうございました。
 私はナマで落語を聞くのは初めてでした。テレビとかではこの前ドラマにもなって
て、たまには見ることがありましたが、やっぱりナマはすごいって思いました。
[ぞろぞろ]の中のお稲荷さんは、私は食べ物かと思ったけど、とてもおもしろかっ
たです。
 私はまだ落語になれてないので、ちょっとむずかしいところもありましたが、とて
も興味をもつようになりました。
 今日は私たちのために、本当にどうもありがとうございました。


「字が下手ですいません」 E・I
 今日はとても楽しかったです。落語をなまで聞いたことがなかったので、うれしか
ったです。ラジオなどで聞いたりしますが、やっぱり、生の方がおもしろかったです。
 今日の『話す・聞く・思い描く』を聞いて、なるほどなと思いました。今の人はテ
レビやゲームなどをたくさんしていて、「思い描く」という力がなくなっているので
すね。私の家はテレビをあまり見せてもらえないのですが、その代わり、思い描くこ
とは好きです。なので、とても楽しかったです。
 私は人前で話すとき、声が小さくなってしまうので、これからはがんばって大きな
声を出そうと思います。
 本当にありがとうございました!!(字が下手ですみません)


「『子は宝ではなく、子は原石だ』の言葉が印象に」 K・U
 今日は私たち2年生が主役でもある「立翔式」で楽しく講演をしていただきありが
とうございました。
 14歳の私たちは今日の「立翔式」を人生の新たな節目として将来の生き方につい
て考えることができたと思います。
 また、三遊亭圓窓師匠の楽しい講演でも、色々なことが得られたと思います。特に
、最後の[ぞろぞろ]という落語は、おもしろおかしく、「落語」というものは一人
でやっているのに目線や手振りで二人の役ができるのだなあと思い、感心しました。
 そして、どれだけ「聞く」と「話す」は大切なのかが分かったような気がします。
 それから、「子宝」についての説明はとても私の心に残り、私もこれから将来の高
齢者の宝石になるよう色々な経験を通してみがきあげていきたいなあと思いました。
 本当に、今日は楽しい講演をしていただき、ありがとうございました。


「[寿限無]も聞きたい」 M・U
 私は初めて落語を聞きました。私が思っていた落語は、笑点のような4、5人で話
をするようなものだと思っていましたが、あれは別の名前があったので、びっくりし
ました。また、落語の語源は”おとしばなし”だっとということも聞いて、とても感
動しました。
 また、[ぞろぞろ]もとても楽しかったです。地味な神様にも毎日通い続けていれ
ばご利益があることも知り、私生活に生かしていけたらいいと思いました。
 もう一つの話(圓窓註:教科書に載っている[寿限無])も聞いてみたかったです。
 今日は落語のことがたくさんわかったとても楽しかった出す。本当にありがとうご
ざいました。


「師匠に感謝。思わず目頭が……」 R・K
 神聖なる現場で居眠りをかましていた者です。一番前の列にいたので、もしかした
ら師匠の目に入っていたかもしれません。うとうとする私の耳に、師匠の殺人的な大
喝一声に何度救われたことか……。
 感謝に思わず目頭を押さえかねました。立翔式の記憶は余りありませんが、師匠の
落語はすんごく良く憶えています。てゆうか、そこしか記憶がありませぬ。
 役になりきった師匠はまさに神業……、いや、神が降臨しているとしか思いません
ね! 堂に入った演技でした。天晴れ! 苦しゅうない、近うよれ……。
 ごめんなさい、調子乗りすぎましたね。
 まだまだ激寒いので、体を大切にしてください。


「師匠の堂々とした落語は演劇みたい」 A・K
 私は落語っていうものをなまで聞いたのは初めてです。ドラマなどで多数みたこと
はありました。が、圓窓師匠とは迫力がちがく、とても楽しませて戴きました。あり
がとうございました。
 自分的に、最後のおちが初めからずーっと続けばなぁーなんて思ったりもしました。
 師匠の講演のテーマである「話す・聞く・思い描く」がなんか達成できたのかなぁー
って思いました。
話す!ってことはできていないけど、師匠の落語を聞きながら思い描くこともでき
ました。最後のおちは想像しすぎて、はっ!って思ったんですが、よくよく考えてみ
るととても笑えていい落語なんだなーって思いました。
 初めて聞いた落語。一生忘れることのできないものになったと思います。師匠の堂々
とした落語。演劇してるみたい。一人で頑張ってたなぁーって思いました。
 わたしたち2年生も立翔式を迎え、たくさんのことを学び努力していきたいと思っ
ています。
また、この落語のことが私の将来に何かをみつけられることを祈りたいと思います。
なので、圓窓師匠も毎日毎日頑張っていってくださいね。心から応援しています。
本当にありがとうございました。


「私も話上手になりたい」 I・K
 三遊亭圓窓師匠、今日はお忙しい中来ていただき、ありがとうございました。
 私は今日初めて落語を聞いて、「落語」とはなんなのだろうと思っていたけど、師
匠の話を聞いて、落語のことがよく分かり、生で聞いてみておもしろかったです。
 今日の題は[ぞろぞろ]だったけど、最初のへんは、話す声が大きくて、目を見て
話してて、気持ちがあって、本当にしゃべるの上手だなって思っていました。
 でも、オチがあるときは、そのときだけ自然と笑いが出てきて、楽しい人だと思い
ました。
 この[ぞろぞろ]を聞いて、他の題も聞いてみたいと思いました。
 今日、師匠に言われた、大きい声で話す、人の目を見るなどやっていって、私も話
し上手になりたいと思いました。


「師匠はカッコいい!」 A・K
 今日は遠い所から来てもらい、講演してくださりありがとうございました。初めて
☆LIVE☆で落語を聞かせてもらい「話す・聞く・思い描く」の3拍子がそろい、とて
も勉強になりました。落語のことを細かく丁寧に教えて下さいました。
 落語の中で江戸から「宮城」まで行列ができた(笑)なんて言ってましたが、[ぞ
ろぞろ]という落語を聞いて、圓窓師匠の世界に入り込んでしまいました。
 目線やしぐさなど、とても勉強になり、大切なことを学びました。師匠の姿、とっ
てもカッコ良かったです。何か大切なことをたくさん学び、たくさん勉強できました。
 この機会に、落語に興味を持つことができました。これからもっと落語に親しみを
もっていきたいです。
 今日は講演ありがとうございました。またお会いできたら光栄です。


「私のイメージがガラリと変わった」 A・E
 私は初めて落語を聞きました。私のイメージでは落語とはとても難しいもので、長
いものだと思ってました。
 でも、今日聞いてみて、そのイメージがガラリと変わりました。とてもおもしろか
ったし、真剣に聞いていたのであっという間に終わってしまいました。また落語を聞
いてみたいと思いました。
 今日は本当にありがとうございました。落語のことがいろいろわかって楽しかった
です。本当に本当に楽しかったです。また遊びに来てください。


「落語についての話、わかりやすかった」 E・H
 今日は忙しいなか本当にありがとうございました。私は生の落語を聞いたのは初め
てだったので、どういうものか分かりませんでした。でも、[ぞろぞろ]という落語
を聞いてみて、落語がどういうものかが分かったので、よかったです。それに、客が
ぞろぞろと入ってきたところがよかったのとおもしろかったので、よかったと思いま
した。
 初めの方の落語の説明は、落語をあんまり知らない私にとっては分かりやすい説明
だたので、よかったと思いました。いろいろな落語のことが分かったのでよかったで
す。落語の前の言い方なども分かったので、とてもよかったと思いました。
 今日は本当にありがとうございました。


「師匠の目に輝きを見た」 A・M
 三遊亭圓窓師匠様。本日はお忙しいところ私たちのために講演いただき、本当にあ
りがとうございます。
 私は昔から人と会話をするのが大好きです。そして、聞くよりも話をする方が好き
です。小学校の時から、人前に出てよく話したりしていましたが、中学生になってか
ら「はずかしい」という気持ちが出てくるようになり、機会が少しずつ減っていきま
した。
 その数少ない、人前に出て話すという機会では、圓窓師匠の言われた通り「死んだ
目」だと思います。小学生の時のような輝きがないです。
 今日の圓窓師匠の目は、そんな私から見ると輝いていて、とてもうらやましいです。
 大人になって社会に出ても、目に輝きがあるというのは、すごく立派なんだと感じ
ました。
 だから私も改心し、昔のように目に輝きを持ち、圓窓師匠みたく、生き生きと話し
たいです。
 これからも頑張ってください。
 乱筆乱文失礼致します。


「他の落語も聞きたい」 Y・M
 本日(1月4日)は宮城中学校「立翔式」記念講演の講師としてお話しいただきま
ことにありがとうございました。
 私は14年間生きてきて初めて落語を見て聞きました。[ぞろぞろ]という題名を
見て思ったことは、なんだこの題名は、何が「ぞろぞろ」なんだろうと思いました。
 そして、見て聞き終わったあとは「へぇ〜、おもしろかったな」としみじみ思いま
した。
 もしもまたご縁がありましたら、またちがう落語を見て聞きたいです。


「いつのまにか、笑っていた」 Y・M
 私は話すということがとても苦手で、落語家は私から見ればとてもすごい方に思え
ます。今日の講演で、「絶対、私にはあんなに長く話すことは出来ない、というより
もあそこまでたくさんの人前で話すという事は出来ないな」と思い、落語家さんとい
う方はすごい方なんだなと改めて思います。
 あまり落語というものを聞いた事がない私なので、しょうじき「つまらなそう……」
と思っていましたが、聞いているとずっと笑っていたような気がします。
 私も少しでいいからいろんな人に話が出来るようになりたいと、今日の講演を聞い
てそう思いました。今日はありがとうございました。


「落ちのある話は面白い」 A・M
 今日は私たちに楽しいお話をありがとうございました。
 私は落語についてはよく分からないのですが、お笑いやお笑い芸人が大好きです。
 落語とお笑いは少しちがうのかなと思うのですが、「落ちのある話」というのでは
同じだと思います。
 私は笑うことが大好きです。だから、人を笑わせる芸人さんたちはもっと好きです。
 私が落語家さん達と関れるのはテレビの中でしかありません。圓窓さんは一日中テ
レビを見ているとボケると言っていました。そんななかで今日、実際に間近で圓窓さ
んのお話を聞くことができて本当によかったです。
 また、圓窓さんはとても大きな声でお話をしていました。私は、人前に出るとなか
なか大きな声で話すことができません。なんおで、そんな圓窓さんはすごいなぁと尊
敬しました。
 やっぱり、お笑いでも落語でも、落ちのある話はとても面白いなぁと感じました。
 これからも応援していきたいです。頑張ってくださいね。
「話す・聞く・思い描く」を大切にこれからの人生を過ごしていきたいです。


「緊張した今年の立翔式」 Y・R
 昨年はまだ「なんとなく出席していただけ」「なんとなく聞いていただけ」でした
立翔式が、今年は2年生になり、私たちの立翔式で、少し緊張していました。
 しかし、圓窓師匠の、ためになる、更に、おもしろいお話を聞いているうちに、だ
んだんとほぐれてきました。
 師匠のお話で、日々、日常行っている「話す」こと、「聞く」ことがどれだけ大切
かということを考えることができました。私も「大きな声で話すのは恥ずかしい」と
思っていたうちの一人なのですが、これからは大きな声ではきはきと話せるようにし
たいです。
 また、本当に生の落語を聞いたのは初めてで、今の4年生はいいなぁと思いました。
最後になりましたが、本日はお忙しい中、宮城中学校までおこしくださり、ありが
とうございました。


= 2 年 B 組 =


「師匠の話を将来の手本にします」 K・A
 ぼくは、今回の圓窓師匠の講演を聞いて、流石、人の心をよく知っていると心から
思いました。話すときは人の心をつかみ、決して離さない。人があきない様に噺の内
容や組み立てを入れ替えている。ぼくも、このような状態が身に付けばいいなと思い
ます。
 今回、師匠の話の中に出てきた「話」という文字が、ぼくの中ではとても意味深く
感じられました。現代の社会ではコミュニケーション能力の低下から様々な人間関係
の問題が多くなってきていると聞きます。このような現在の社会を見ても、いかに「
聞く」「話す」などのコミュニケーションが大切かがよく分かります。
 また、社会に出るにしても、そのことが問われます。今回、師匠が話してくださっ
た話は、自分たちの将来に関することでもありとても重要なことでもありました。こ
れからは、師匠の話を参考にして、生活や将来のことを考えるうえでの手本にしてい
きたいと思います。先日はどうもありがとうございました。


「身振り手振りで人に伝えるって、すごい」 N・I
 今日は、とても楽しくおもしろい講演を聞いて、いろいろなことを学びました。最
初は落語家ってどんな人なんだろうと思いましたが、話を聞いているうちに少し分か
りました。
 落語家は教科書などの本を使わずに話を3回聞いてそれを真似て覚えるなんて、す
ごいなと思いました。もし自分がそういうことをしようとしても、まず無理だなと思
いました。
 そして、もう一つすごいなと思ったのが、手ぶりや身ぶりで表現し、人につたえる
のもすごいなと思いました。これも自分がそういうことをしようとすると無理だなと
思いました。
 これからも落語をがんばってください。


「今まで、思い描くということをしてなかった」 H・K
 本日は、遠い所から来ていただきありがとうございました。「話す・聞く・思い描
く」という演題で講演していただいて、いろいろな事を知ることができました。
 普段のテレビは見るということが多く、思い描くというのは、たしかに無かったと
思います。だから、僕はこれから話すこと、聞くことを通して、思い描く力を養って
いきたいと思いました。
 また、落語家ということもあって、話し方が非常に上手で参考になりました。人を
あきさせず、自分の話に入り込ませる話し方をしており、とてもすごいと思いました。
 最後の落語では[ぞろぞろ]という落語をLIVEで見れて、とてもうれしかった
です。
 一人で多数の役をこなさなくてはならない落語で登場人物それぞれ、お婆さんなら
お婆さんの口調でめりはりをつけて話す姿を見てすごく感動しました。
 これからも、人に感動や笑いをあたえるような落語を続けてください。本日は本当
にありがとうございました。


「全然、あきなかった」 T・E
 今日は本当におもしろくて役に立つ話を聞かせてもらえて、よかったです。「聞く」
「見る」「話す」などについては、当たっている話もあり、正しい話をぼくらのため
に言っているのに、おもしろく工夫していて、ぜんぜんあきてきませんでした。
 特に、「TVばかり見ているとボケてしまう」と言われたとき、当たっているなと思
いました。
 それと、最後の落語[ぞろぞろ]では、話し方や動き方、微妙な声の違いで何人も
の人になってしまうのはすごいと思ったし、話も悪い人が噺の中に出てこないので、
平和的な話でいいと思いました。
 でも、やっぱり最後の落ちで「ひげがぞろぞろ」でみんなが笑った所がすごかった
です。
今日の講演で、将来は落語家じゃなくても人に話を聞いてもらえる人になりたいと
思いました。


「途中、寝ちゃいましたが……」 K・K
 今日は僕たちのためにたくさんの面白い話、ためになる話を聞かせていただき、あ
りがとうございました。
 僕はこの講演がとても楽しみでした。僕がおもっていた以上にとても面白く、ため
になりました。圓窓師匠がお話してくださった話や噺はとても印象に残っています。
 落語の文字の意味、脳の細胞はボーッとしていると1000万個死ぬ、だからこそ、
「聞く」ことが大事なこと。落語家になるまでの大変さ。特にやっぱり最後に話して
くださった「ぞろぞろ」が一番印象に残っています。
 噺を考えたり、オチをつけたりするのは大変だと思うけど、それ以上に噺を話すほ
うが大変そうだと思いました。ぼくは、圓窓師匠から「聞く」ことがまず第一に重要
なことを学びました。
 お話をしてくれている最中に少しコックリコックリしてしまいましたけれども、相
手の目を見て聞く、つまらなかろうが、そうでもなくても、話を聞くときには目を見
てよく聞こうと思います。
 少しまとまりませんが、僕たちのために講演をしていただき、ありがとうございま
した。もし圓窓師匠がテレビなどで噺をしていたら耳を傾けようと思います。


「これからは、大きな声を出します」 T・O
 僕は、圓窓師匠の話を聞いて感心させられることがいくつもありました。例えば、
「落語」という言葉は昔は「はなし」と縮めていっていたことや、「落語」の名前の
由来、「書く・話す」ことよりも「聞く」事が一番大事で、ずっと前からやっていた
ということ。
 圓窓師匠の話は、とても大きな声で分かりやすく、おもしろい話も混ぜてくれて話
してくれたので、聞きやすくあきませんでした。また、落語家の世界は辛くきびしい
ということが分かりました。
 話をする時に一番大事なのは「大きな声で話す」ということにも感心しました。普
段、僕は人前に出ると声が小さくなってしまい、圓窓師匠の言う通りでした。だから、
これからは人前に出るときはいつも大きな声で話し、コミュニケーションがとれるよ
うにしたいです。
 あと、一番印象に残っている言葉は「話は一人一人が頭の中に思い描かないとでき
ない」ということです。
 最後にしていただいら落語も[ぞろぞろ]という題名から、どういう話なのか最初
はわかりませんでしたが、話がだんだんわかってきて、一人でいろいろな登場人物を
していてすごいなあと思いました。
 今日はお忙しいところお越しいただき、本当にありがとうございました。


「これから原石を磨いていきます」 K・S
 今日、遠いところから来ていただき、ありがとうございます。落語の昔の読み方を
教えてくれ、どうしてそうなったかまで教えていただき、ありがとうございます。
 三遊亭圓窓師匠のお話を聞いていて、これから自分の進みたい道に向けて、今でき
ることを頑張っていきたいと思います。まだデコボコの原石ですが、少しずつ光沢が
出るように、自分でもみがいていき、まわりからもみがかれていきたいです。 
 それに、落語を楽しくきかせていただきありがとうございました。落語を生で聞け
て、身近に感じられました。「話す・聞く・思い描く」の通りの講演になったと思い
ます。
 僕たち立翔式の講師として来ていただき、ありがとうございました。これからも楽
しい落語を色々な人に伝えていってください。本当に楽しい時間をありがとうござい
ました。


「落語は簡単なものじゃなかった」 S・S
 今日の記念講演の話を聞いて、落語はもっと簡単なものだとばかり思っていました。
でも、全然きびしくまた大変なものでした。客のほうからはそんなことを思わず聞い
て見て楽しいものでした。落語の苦労はわからないけど、なんかすごくいい感じを受
けました。
 また、話すことの大切さがよく伝わってきました。今の人たちはあまり話をせず、
メールなどをして話し、聞くことが僕のまわりでもおこってきています。
 だからこそ人と話して、聞いて、見るテレビなどより家族や友達とのコミュニケー
ションをとって言葉にふれていきたいを思っています。
 宮城中学校の立翔式に講演をしていただいて、本当にありがとうございました。


「今まで、話すとき下を向いていた」 S・M
 今日の講演を聞き、聞くことと話すことの大切さを教えてもらいました。
 考えてみると、家にはテレビ、パソコン、ゲームなどの絵がうつるものばっかりで、
思い描くことのできるものが少ないと思います。
 ぼくは人前で話すことが苦手で、話すときに下を向いたりしてしまったりします。
 しかし、それでは話したいことが伝わらないと圓窓師匠が言っていたので、下を向
かないように気をつけながら話すようにしたいです。
 師匠の言っていたように、おなかのなかにいる赤ちゃんだって聞くことがしっかり
とできているので、僕たちにできないわけはないと思います。
 なので、人の話をただ聞くだけでなく、目をしっかりと見て、相手の言いたいこと
を理解できるようにしたいです。
 初めて生で落語を聞いて、なぜ言葉と体だけであそこまで表現できるのかとっても
不思議に思いました。とても面白かったのでまた見てみたいです。


「眠気が吹き飛んでしまった」 K・M
 師匠のお話、大変楽しく聞かせてもらいました。師匠の大きな声にはとてもびっり
して、それまでにあった眠気も吹き飛んでしまいました。
 今回の演題であった「話す・聞く・思い描く」は僕も現代人にとても必要なことだ
と思います。最近、携帯電話のメールや音楽を聞くといった機能のせいで、人々は話
す機会が減ったように感じます。そんな中、圓窓師匠のような「話のプロ」の話、ま
た落語をライブで聞けたのはすごく良いことです。中学校では人と人が普通に会話を
しています。(というより、それ以外の方法がないので、そうするしかありません)。
 その中で「話す・聞く・思い描く」という力を伸ばしていけたらと思います。
 師匠の落語にはこれからも「ぞろぞろ」客がよってたかると思います。これからも
頑張ってください。今回は本当にありがとうございました。


「今からボケるのはいやだから、生活を見直そう」 A・A
 私は今日の講演を聞いて、自分もテレビばかりみていたなあと思いました。中学生
のうちからボケるのはいやなので、普段の生活を見直そうと思いました。
 私は去年の立翔式の日に欠席していたので、今日の立翔式を少しだけど楽しみにし
ていました。
「落語」とは今まで関ってきたことがなかったけど、[ぞろぞろ]はとてもおもしろ
かったです。声と手ぶりだけで、本当に登場人物がいて動いているみたいでした。
 私は普段から話すことが苦手で、はずかしくていつも小さな声になってしまってい
ることがあります。でも、言っていることが相手に伝わらなければ意味が無いし、小
さな声でしゃべることの方が恥ずかしいことなので、相手に伝わるように、相手のほ
うを向いて言うようにしたいです。
 話すことだけでなく、聞くことに関しても気をつけられるようにしたいです。今、
自分が宝石の原石だとしたら、将来きれいに輝けるようにいっぱい自分をみがくよう
がんばりたいです。
 小さなことからでも、いまの自分を変えていけるように努力したいと思いました。
 そして、ボケがひどくならないように、見てばかりでなくいろいろなことを聞くよ
うにもしたいです。


「保育士になりたいので、師匠の話を生かします」 H・A
 今日一日、私たちのためにきてくださいましてありがとうございました。
 私の夢は保育士になることなのですが、あらためて師匠の話を聞いていて、将来だ
れかに何かを聞かせる仕事や本を書いてみんなに言葉として伝える仕事もいいなあと
思いました。師匠の話はとてもおもしろく私の心の中にいつまでも残ることでしょう。
 将来、保育士になったら、もちろん子供たちと心をかよわせる先生になりたいので
すが、子供たちと話をしたり、本や自分のことを素直に伝えられるおもしろい先生に
なりたいと思っています。
 立翔式をきっかけに師匠と出会えて、私は少し変われたように思います。
 私は人と話をするのが好きなので、つい友達のことを考えずにいやなことをいって
しまうのですが、これからはその人に少しなりきって話をしてみたいです。
 それでは体に気をつけて。本当にありがとうございました。
 あ、師匠の師匠はだれですか? できたら教えてください。(圓窓註:6代目の三
遊亭圓生です)


「思い出が増えました」 M・I
 私は落語をよく知りませんが、圓窓師匠の落語はとてもおもしろかったです。オチ
のひげをそったらたくさんまたはえてきたのは、声には出せなかったけどかなり心の
中に笑ってしまいました。
 圓窓師匠の講演を聞くまでは、落語のことを知ろうともしなかったし、見ることす
らする機会がありませんでした。でも、今の私は落語がおもしろいことを知ったから、
すごく見たいと思ったし、もっといろんな落語を生で見たいと思いました。
 立翔式というすばらしい日にすばらしい講演を聞くことができてうれしかったです。
 中学2年生の思い出がまた一つ増えたことを忘れないようにしたいです。
 私たちのために今日は本当にありがとうございました。


「クラス代表の作文もよかった」 S・O
 今日は私たちの立翔式に師匠がきてくれてとてもよかったです。
 私は落語というのは最初楽しい語と書いて『楽語』かと思いました。でも本当は落
ちがあるので『落語』だったので、へぇ〜と思いました。
 落語とは聞いて見て想像していくものなので、みんなが同じようなことを思い描い
てはいなく、自分なりの想像で落語を聞くので、とても楽しかったです。また他のを
聞いてみたいです。
 あと、クラスの代表者の一人一人の作文も聞けて、みんないろいろなことを考えて
いるんだなあと思いました。しっかりした夢をもっていたし、目標ももっていてスゴ
イと思いました。
 今日は立翔式でいろいろな話を聞けて本当によかったと思います。ありがとうござ
いました。


「進路学習に役立てます」 T・O
 私達のために講演をして下さり、ありがとうございました。一生に一度の立翔式が
とても思い出に残る式になり、とてもうれしく思っています。
 私は圓窓師匠から聞いたことを忘れずに、これからの進路学習にも役立てていきた
いと思っています。私はテレビやゲームが大好きで、毎日2時間はテレビを見てしま
うし、幼稚園に通っている頃から、ゲームを始めると平均50分はやり続けてしまい
ます。
 それを今までなんとも思わずにいましたが、圓窓師匠の話を聞いて「それじゃあい
けない。変えていかなければだめだ」そう考えることができました。少しずつ変えて
いきたいです。
 また、落語のライブをして下さり、ありがとうございました。退屈させず、笑いの
ある講演は確かに私達の記念になる最高の講演でした。
 私達のためにたくさんの話をして下さり、本当にありがとうございました。


「初めての落語で、笑い方に迷った」 T・K
 今日は立翔式っていうこともあって、落語をやるとは思ってませんでした。けど、
落語っておもしろいものだなあって初めて感じることができました。落語というのは
話すプロみたいな方なので、聴いててもあきずい聴くことができました。
 私はたぶん生まれて初めて落語を生で見て聴いたと思います。初めてってこともあ
って、いつ笑っていいのかとか、ここは笑っていいの? とかもろもろありましたが、
だんだん話を聴いておもしろい時とか自分でわかりはじめてきました。
 あの題名[ぞろぞろ]ならもっと聞いていたいぐらいにおもしろく楽しく聴かせて
もらいました。
 また、いろいろなハプニング(圓窓註:脱線も楽しいものですよ)も楽しませても
らいました。落語は多くの人に楽しんでもらうものだと思います。話す人も多くのお
客さんがいたほうが話しやすいと思うし、盛り上がる所は盛り上がれるので、私は多
くの人がいたほうがいいと思いました。
 また、三遊亭圓窓師匠みたいな夢を大きくもち、多くの人々の前でどうどうと話せ
る人間になっていきたいと思います。落語を楽しませていただき、ありがとうござい
ました。


「メールだけではいけないってこと、わかりました」 M・K
 今日の圓窓師匠の話を聞いていて本当に楽しかったです。「落語」という言葉の意
味から話すことを教えてくれました。
 私は中学に入り携帯でメールをするようになりました。確かにメールは便利ですが、
相手の感情が伝わりにくいです。相手が正面にいればすぐに言葉は返ってくるし、表
情で気持ちが分かります。メールは字だけでは冷たい感じがするし、話す・聞くに不
慣れになってしまいます。
 圓窓師匠のように聞いている人の気持ちを引きつけるような喋り方は、すごいと思
いました。とても長い時間だったのにずっと大きい声で私たちに伝えようとしてくれ
るので分かりやすかったし、面白かったです。
 話すのは口だけでなく目や気持ちだし、思い描くことも、聞くことも本当に必要な
んだと思えました。これから生きていく中で「話す・聞く・思い描く」を大切にして
いきます。


「睡魔に負けそうになりました」 Y・K
 今日はお忙しい中私達のために来ていただき、本当にありがとうございました。
 落語家の講師さんが来てくれると知ってずっと楽しみにしていたのですが、私はす
いまに負けて、大半の時間を寝てしまいました。落語が聞けなかったことにすごくシ
ョックを受けています。もちろん全部寝ていたわけではありません。眠気をこらえて
聞いていたところもあります。
 私は面と向って話をするのは好きなのですが、電話で話すのが苦手です。どんなに
親しい友人でも緊張して話せなくなってしまうんです。
 でも私は自分のけいたい電話を持っています。毎月毎月電話ではなくメールやイン
ターネットで料金がすごく高くなります。会話というのも大事ですが、私は普段はは
ずかしくて言えないことでも素直に言うことが出来るメールが大好きです。
 最近はけいたい電話だけでなくパソコンでもしています。もちろん会話も好きです。
 友達とくだらない話や恋愛に関する話などをよくします。
 話について考えることができたのも、圓窓師匠のおかげです。最初にものべました
が、本当にありがとうございました。


「噺、咄。こんな字にびっくりしました」 S・S
 私たちのために講演してくださり、ありがとうございました。圓窓師匠のお話はと
ても楽しくためになることばかりでした。
 昔は落語のことを落とし噺と言っていたことにびっくりしました。あと、「はなし」
という言葉が「噺」と「咄」の字がはなしと読むことにびっくりしました。圓窓師匠
が見せてくださった[ぞろぞろ]というお話はとても面白く、場面を思い描くことが
できました。特にわらじが天井からぞろぞろ出てきたというところが、楽しく思い描
くことができました。
 私は今まで落語を見たことがなく、興味もあまりありませんでした。でも、話をし
て人を笑わせることがすごいことだと思っています。恥ずかしがらずに大きな声で人
を笑わせるのは簡単にはできないことだと思います。私はそんなことができる人を尊
敬します。これからも落語を頑張ってください。
 今日は宮城中学校にきてくださりありがとうございました。また圓窓師匠の講演が
聞けることを楽しみにしています。本当にありがとうございました。


「お腹の中で赤ちゃんが音を聞いている」 S・S
 私がこの講演を聞いて、いくつか心に残しておけたらいいと思った言葉がありまし
た。
 その一つ目は、赤ちゃんはお腹の中でもう音を聞いているということでした。私は
良くテレビとかでお母さんがお腹の中の赤ちゃんに絵本を読んであげてたりするのを
見ます。でもどうしてお腹の中の赤ちゃんに読み聞かせをするのか、いまいち良く分
からないとなんとなく思っていたんです。でも、師匠の話を聞きながら、「あ、そうか」と思いました。これは私の勝手な考えだけれど、きっとあのお母さんはお腹の中の
赤ちゃんにまで聞く勉強をさせてあげてたんだと、私の中でそう決め付けてしまいま
した。
 そして、二つ目の残しておけたらいいと思っている言葉は「思い描くことはボケ防
止」ですね。私ははっきりいってしまうと、テレビ大好き!ゲーム大好き!の困った
子です。だから、もしかしたらボケるのが早いかもなあとか思いながら聞いていまし
た。もしそのくらいの歳になったら、師匠の言葉を思い出せたらいいです。
 そして最後に、下手な文章で読みにくくてすみません。私はいっぱい言葉を聞いて
いきたいので、師匠はいっぱいいっぱい言葉を喋ってください。
 宮城中学校へ来てくださってありがとうございました。


「進路を考える私にためになった」 M・S
 私達のためにお話しくださって、ありがとうございました。圓窓師匠のお話はこれ
から進路を考える私たちにとってとてもためになりました。
 人と話すときに大切なこと、聞くときに大切なことなどをとてもおもしろく教えて
くれました。今年の講演はとてもおもしろかったです。
 また、落語についてのことも教えてくれました。「はなす」という言葉でも、いろ
いろな書き方があることを知り、勉強になりました。最後にあった落語の生ライブは
とてもおもしろく聞くことができました。落語をきちんと最初から最後まで見たこと
のなかった私は、落語のおもしろさも知ることができました。
 最初から最後まで楽しく聞くことのできた圓窓師匠の講演を忘れずに、未来へ進ん
でいけたらいいと思っています。私達の立翔式に来ていただいて本当にありがとうご
ざいました。


「落語は劇をみているようでした」 A・T
 今日は落語の先生が来てくれると聞いて、とても楽しみにしていました。落語を聞
くのは初めてだったので、それも楽しみにしていました。
『落語』は江戸時代『おとしばなし』と呼ばれていたのは少し驚きました。そして、
略されて『はなし』と呼ばれるようになって、私は今も昔も人の考えは変わらないな
と思いました。
[ぞろぞろ]という落語を聞いて、私は全くこの話を知りませんでした。だからお話
にひきこまれていきました。師匠の落語を見ていて、まるで一つの劇を見ているよう
ですごく楽しかったです。それに、何人も演じていても全部区別がついていてすごい
なぁ〜と思いました。(すごくおもしろかったです☆)これから落語をみるような機
会があったら、積極的に見ていこうと思います。
 私たちは平成に生まれて、TVばっかり見ているけど、たまには『思い描く』とい
うのもいいなと思いました。私が大人になってたくさん働いている時には、誰にも負
けないくらいに光り輝く宝石になれるように今から一生懸命みがいてゆこうと思いま
す。今日は本当にありがとうございました。


「会話の原点を感じ取りました」 M・N
 今日の講演を聞いて、勉強というか日常でいつも会話をしたりする中の原点である
もの、「聞く」ということをはじめに学びました。初めて知ったこともたくさんあり
ました。
「落語」の読み方や”はなす”という漢字は「噺」という字と「咄」と「話」があり、
部首やいろいろなパーツを見て、なぜそれで"はなす"と読み、その意味になったの
か、いろいろ疑問など考えることができました。
 そして、実際に落語をしていただいているとき、圓窓師匠の目を見て、手ぶりや身
ぶり、表現もを見て聞いて、今まで聞いてきた講演を復習しながら見ました。
 そうすると、しっかりと自分の中にその光景を持って夢中になって聞くことができ
ました。一人一人の思い描いた光景は違うけれど、みんなが自分の中で場面を思い描
けることはそれぞれが真剣に聞いて、見て、描いて作り出せるもので、とてもすごい
ことだと思いました。
 これからこの講演をいつでも思い出し、自分の思いについて考え、語り、聞いても
らった、見てもらって、思い描いてもらえるような人になりたいです。
 今日はありがとうございました。


「そうなんだ、と思うことがたくさあありました」 Y・H
 今日の講演を聞いて私は「すごいなあ」とか「へー、そうなんだと思うことがたく
さんありました。
「話す」「聞く」ということは普段の生活で意識しなくてもやっていることです。で
も「話す」「聞く」ということがどんなに大切なのか分かりました。
 私たちはテレビやゲームばかりを見て、他人から聞いていたことを「思い描く」と
いうことを忘れてしまっていたんだなと思いました。
 また、大きな声で話すことも少なくなってしまったと感じます。「そんなに大きな
声で話すのははずかしい」それが一番の理由です。
 それから、相手の目を見て話したり聞いたりすることも、とても大切な事だと思い
ました。私は人前で話すことは苦手だけど、おおきな声で相手の目を見て話せるよう
になりたいです。そして、話を聞くときは相手の目を見て思い描きながら聞きたいで
す。
 圓窓師匠はおもしろく話をしてくれて、とても楽しく聞くことができてよかったで
す。


「思っていたのと、ちがう……」 R・M
 私は最初すごく、落語なんてつまんなそーとか思っていたけど、実さい聞いて見て
すごく笑えたり、すごく楽しかったり、すごく勉強になりました。
 それに、すごく師匠の声が大きな声ではっきりとわかりやすく教えてくれてよかっ
たです。また、それも楽しかったです。
 それと、[ぞろぞろ]という題の話はすごくいっていることがわかりやすくって、
さいごの落ちがちゃんと決まっていてすごくいいと思いました。
 今日はとてもたのしい落語、とても勉強になりました。ありがとうございました。


「楽しみにしてました」 H・R
 こんにちは。私は圓窓師匠に聞きたいことがあります。笑点に出ている「三遊亭え
んらく師匠」とはどのような関係なのですか?(圓窓註:圓生一門の兄弟弟子です)
 そのことがずっと気になっていました。
 この話はおいといて、私は落語というものを見たことが一回もありませんでした。
なので、立翔式に落語の師匠が来てくれると聞いてとても楽しみにしながら2月4日
を待っていました。
 良くTVで見る師匠と弟子のやりとりは本当にあるのかなあと思っていたら、圓窓
師匠の話の中にけいこのやり方がでてきて、本当にあるんだなあーと思いました。
 ちょっと落語というものに興味が出ました。また落語聞かせてください。本当にあ
りがとうございました。


= 2 年 C 組 =


「楽語だと思っていました」 K・A
 今日は本当にありがとうございました。僕は、落語のことはあまり知りませんでし
た。
 でも、今日の講演を聞いていろいろなことがわかりましたし、中でも落語が300
年も続いていたとは思いもしませんでした。
 また僕ははずかしながら落語の落の字を「楽」と今まで思ってきました。でも、今
日の講演の中で落語の漢字のことや落語がなぜ「らくご」と言われるようになったか
を知り、自分が思っていたこととは全く違ったので、講演を聞いてよかったなあと思
いました。
 あと、初めて落語をテレビではなく生で見たので、とても楽しく見ることができま
した。
 今日は遠い所をわざわざ宮城中学校に来ていただいて本当にありがとうございまし
た。


「話す・聞く・思い描くを身に付けます」 Y・A
 ぼくは圓窓師匠の講演を聞いて、「話す」「聞く」「思い描く」ことの大切さが分
かった。特に、聞くということをしないと、脳の細胞が一日に一千万も死んでしまう
ことにびっくりした。また、話すときに相手の顔を見て話すことを日頃、気を付けて
いこうと思った。
 今日のテーマ「話す・聞く・思い描く」では、将来生きていくなかで大切だと思っ
たし、早く身につけていかなくてはならないことだと思ったので、これから意識して
いこうと思う。
 講演で教えてもらったことを参考にして、将来、自分のなりたい仕事に役立ててい
きたいと思う。
 本当にありがとうございました。


「僕も人の話の聞けない一人でした」 A・A
 僕は三遊亭圓窓師匠の講演と初めて生落語を見て聞いて、落語の世界だとか江戸の
時の落語の読み方を聞いて勉強になりました。
 三遊亭圓窓さんの話の中で、今の若い人たちなどは人の話を聞けない人が大勢いる
とおっしゃっていましたが、僕自身もそう感じるし、自分もその一人だと思いました。
 この立翔式をむかえたことで、人の話を聞ける人間になりたいので、日頃から意識
して過ごしたいと思います。そして、人の目を見て、物事が大きな声ではっきりと言
えるようにしたいとも思いました。
 僕はまだはっきりと将来の夢が決まっていませんが、師匠の講演などの経験を生か
して、進路や理想の大人になりたいです。


「師匠のおかげでより良い人生になりそうです」 M・I
 ぼくの今日の講演を聞いての感想は「落語家はおもしろい」です。また、話もとぎ
れることなく常に話しているので、すごいと思いました。
 学校の先生は話している時、えーなど考えている時間があるけれど、師匠はスムー
ズに話を進め、また聞き取りやすい声なのでぼくは思い描くことができました。
 また、最後の落語ではとても一人でやっているように聞こえませんでした。何人も
の人が会話をしているように聞こえました。話もとてもおもしろかったです。
 言葉は短くなる傾向があるというのも納得いきました。テレビばかり見ているとコ
ミュニケーションがとれなくなる、これを聞いてぼくはとても心配になりました。
 なぜかというと、ぼくはテレビを見る時間が多いからです。なので、これからはコ
ミュニケーションがしっかりとれるよう努力したいです。
 また、相手の目を見て話すということがぼくはよくできていません。相手の目を見
ることがこんなに重要だと思っていなかったからです。なのんで、これからは、相手
の目を見てしっかり話せるように頑張りたいです。
 最後になりましたが、宮城中に来ていただき、ありがとうございました。師匠が宮
城中に来てぼくたちの前で講演してくださったおかげで、ぼくの人生がより良い人生
になりそうです。


「落語にこころを奪われました」 T・K
 三遊亭圓窓師匠の講演は、さすが話のプロという感じで、とても楽しく、おもしろ
く、そして、素晴らしい内容でした。
「聞く」ことについて、赤ちゃんの頃から親の言葉を聞いていて、生まれたときには
70%も耳が出来ていることや、落語は3回聞くだけで覚えなくてはならない話など、
本当にたくさんのことを聞き、学びました。
 また、実際に落語[ぞろぞろ]をやっていただき、初めて落語というものを見るこ
とができました。落語はとてもおもしろく、僕はその[ぞろぞろ]の内容のおもしろ
さと、圓窓師匠の落語らしいおもしろい口調に心をうばわれてしまいました。
 このように三遊亭圓窓師匠の講演とてもよい思い出になりました。もしまたこのよ
うな機会があれば、三遊亭圓窓師匠の講演、または[ぞろぞろ]以外の落語もまた見
られたらいいなあと思いました。
 この講演は本当におもしろく、そして、勉強になりました。

「落語に興味がもてた」 T・K
 僕は圓窓師匠の話を聞いて、はじめは落語といわれてもあまりわかりませんでした。
それが、話を聞いているうちに「落語っておもしろいなあ」と思いました。圓窓師匠
はおもしろい話をたくさんしてくれ、落語に興味がもてました。
 また、圓窓師匠は声の大きさの大切さなども教えてくれ、本当にありがとうござい
ました。最後の落語の[ぞろぞろ]は、圓窓師匠が一人で言っているのに、3人や4
人ぐらいの役もやっていて、すごいなあと思いました。
 ほんとに楽しかったです。今日一日、楽しいお話を聞かせてもらって、ありがとう
ございました。


「さんましか知らなかった」 M・T
 ぼくは三遊亭圓窓師匠のお話を聞いてまず思ったことは、落語はまったく聞いたこ
とがなくて知っていることといえば、さんまさんが昔落語をしていたぐらいなので、
どういうものが落語なのかけんとうもつきませんでした。
 でも、三遊亭圓窓師匠の落語を聞いての感想は、まず最初は、落語っておもしろい
です。落語は聞く人が情景をそうぞうするので、自分の好きなイメージで聞けると思
います。だから、落語は聞く人によって感じ方、想像する情景がちがうと思います。
 ぼくはだから落語はおもしろいんだと思います。ぼくもこれから落語を聞いてみた
いと思いました。
 あと、人との話し方、接し方についておっしゃっていらしたのが、自分でも共感す
る部分がありました。自分はよく話す人とは目を見て大きな声でしゃべれるのですが、
あまり話さない人、初めて会う人などとは目が合わせられず、声も小さくなってしま
います。
 しかし圓窓師匠のお話をきいて、やっぱり気持ちが大事なんだなと思いました。こ
れからは気持ちを込めて一言一言を言っていきたいです。
 これからもお体にお気をつけて落語を続けてください。このたびは将来のために役
立つ講演、楽しい講演をありがとうございました。


「省略っていろいろあります」 M・T
 三遊亭圓窓師匠の講演を聞いて、ぼくは落語の説明みたいのをしているとき、けい
たい電話をケイタイとしょうりゃくしていると言っていて、他のえんぴつとかかばん
とかもケイタイしているのにケイタイとなぜ言わないのかといい、そういえばそうだ
なと思いました。
 それに、ぼくとか友達もいろいろしょうりゃくしています。お正月に年賀状をもら
ったときは、「あけおめことよろ」と書いてありました。これもりゃくしていると思
います。他にもいろいろりゃくしています。でも、ぼくは、りゃくしてもいいと思い
ます。らくだから。
 あと、落語の[ぞろぞろ]を聞いて、とてもおもしろかったです。最後のおちが一
番おもしろかったです。


「落語の世界に吸い込まれた」 N・T
 今日は遠い中わざわざ来ていただきて、ありがとうございます。
 ぼくは落語を聞くのがはじめてなので、すごくドキドキしていました。日曜の番組
の笑点ぐらいおもいしろいと思いました。
 そして、さすがプロと思わせるしゃべりっぷりや圓窓さんの話す一言一言が勉強に
なりました。
 落語の[ぞろぞろ]はすごくおもしろく、聞いていてボーッとしていると落語の世
界にすいこまれてしまいそうでした。流れの中でさりげなく宮城の地名を使ったりし
て、すごいなあと思いました。
 ぼくは歌丸さんのファンでしたが、圓窓さんのファンにも今日なりました。これか
らもたくさんの笑える落語を話してください。こんどまた機会があったら、宮城中学
校にきて下さい。


「言葉のおかげでーー」 K・N
[ぞろぞろ]という落語を聞いて、狐ってすごくいろいろ言われてるのだなと思った。
 ぞろぞろ、というだけではなんだろうかと思ったけれど、聞いてみてああなるほど
なと思いました。
[ぞろぞろ]という落語の中にも警句というか教えというかがあると思いました。欲
を持ちすぎれば、必ず良いことだけでなく悪いこともあるということです。
 聞いて話してそういうことを人間は伝えているのだと思いました。人は楽しいこと
の中にも教えなどを加えて話して、聞いて、また話す。そうやって今まで何かを伝え
ようといてきたのだと、師匠の講演を聞いてそう思いました。
 思い描くというのも理解するということを深めていったことだと思うので、師匠の
言うように話す、聞くは大切だと思います。
 人間は言葉という一種の道具のおかげでそうやって教えること、話すこと、聞くこ
と、思い描くことができるようになったのだと思います。
 今日はわざわざ宮城中学校に来てくださって、どうもありがとうございました。


「落語はすごい、と思いました」 R・F
「話す・聞く・思い描く」を聞き、今まで知らなかったことやためになることが分か
りました。
 話を聞くことは一番最初に学習することであると聞いたとき、ぼくは、読んだり書
いたり机に向って勉強することが一番大事なのではなく、話をしたり聞いたりするこ
とが一番大事なことなんだなと思いました。話して聞き、思い描くことが一番大事な
ことなんだと思います。
 圓窓師匠の[ぞろぞろ]という落語を聞き、すごいと思いました。何も物がないの
に、聞いている人にまるでそこに物や人がいるかのように見せたり聞かせたりしてい
て、本当にすごいと思いました。やっぱり話は言葉だけではなく、目や体の動きも大
事だと思いました。
 今後は圓窓師匠に教えてもらった事を思い出して、生活に生かしていきたいと思い
ます。本当にありがとうございました。


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     「あたしのすごさをどこかで生かしてくださいね」


「これからは大きな声を出しまぁす」 N・M
 講師 三遊亭圓窓師匠さんはとても楽しくおもしろかったです。演題「話す・聞く・
思い描く」の講演を聞いて、とても勉強になった部分もあったし、とてもよかったで
す。例えば、自分は人としゃべるときは大きな声でしゃべれるのに人の前に立つとき
ゅうに声が小さくなってしまいます。
 今日の圓窓師匠の話を聞いて、大きな声でしゃべるには、どのようにしゃべればい
いか教えてくれたりして、本当に勉強になりました。自分も人も前にたって発表など
をするときは圓窓さんのいうとおりにしてやってみたいと思いました。
 最後にやった[ぞろぞろ]というやつは、とてもおもしろかったし、一人で何役も
の人を演じたりしてとてもすごいと思いました。今日は本当にありがとうございまし
た。


「師匠の言ったこと、生活に生かします」 Y・M
 宮城中学校の立翔式に素晴らしい講演をしていただきまして、ありがとうございま
した。
 落語は普段少しも関らずに生活してきましたが、今回の講演でたくさんとまではい
きませんでしたが、少し分かり、とても楽しい事だと思いました。
 ぼくは人と話をするなら暗い話ではなく明るく楽しい話をするのが好きなので、今
回の落語はとても楽しく聞かせていただきました。
 また、「自分の言いたい事を伝えるときは、大きな声で言う」ぼくは、友達と話を
しているときは大声で笑ってますが、人前や発表をするときには少し声が小さく早口
になってしまいます。
 今回の講演を聞いて、しっかりした人に伝える事をするため少しでも自分が思った
よりも大きく声を出して気持ちをしっかり伝えるようにしたいです。
 落語を聞くのは今回が初めてでしたが、とても楽しく聞かせていただきました。こ
の話を自分の生活の中に少しでも生かせていけたらいいと思います。
 短い時間でしたが笑いながら勉強できてよかったと思います。ありがとうございま
した。


「落語のことは父から聞いていたけど……」 Y・S
 今日はわざわざ遠い所から宮城中学校へお越しいただき、ありがとうございました。
師匠のお話は本当に楽しかったです。講演に引きつけられるような感じでした。
 今の人間は話したり聞いたりする能力がおとろえていると聞いて、私ももっともっ
とたくさん話を聞いたりしたいと思いました。師匠の講演を聞いて言葉のおもしろさ
を発見することができました。
 私は父から落語について少し聞いたことがあり、話だけで物語りは人に伝わるのだ
ろうかと疑問に思ったことがありました。しかし、師匠の落語を聞いて95%の言葉と
5%の身ぶりが私たちにとても大きな想像力を与えてくれるんだなあと思いました。
 耳で聞いて、目で見る。それだけで私達の聞く力を育ててくれて、本当の言葉のお
もしろさを感じることができるんだなあと思いました。
 他にも落語の歴史、昔はおとしばなしといっていたなんてびっくりしました。赤ち
ゃんのうちから使っている能力、聞く力を、これからはもっともっと大切に育ててい
きたいです。今日の講演で、言葉っておもしろいな、聞くって楽しいなと思いました。
なので、これから、人とのコミュニケーションを大切にしていきたいです。今日の講
演会で「話す」こと「聞く」こと、そして「思い描く」ことの深い意味を知ることが
できました。今日は本当にありがとうございました。


「これからは大きな声で生き生きと発言します」 M・I
 今日は私達のために話を聞かせてくれてありがとうございました。私は2年なので、
立翔式ということで前で話を聞かせてもらいました。
 圓窓師匠の落語はとてもおもしろかったし、わかりやすかったです。私ははじめ、
落語というものを知りませんでした。テレビでもあまりやっていないし、まったくと
言っていいほど、興味がありませんでした。
 でも、今日の落語を聞かせてもらって、すっごくおもしろいと感じました。私はお
笑いが大好きです。だから、人を笑わせる事はとても好きだし、良い事だと思います。
 圓窓師匠が今日話をしてくれて、落語はおもしろいということがわかりました。だ
から、もっといろいろな落語を聞いて、いろいろなことを知りたいと思いました。
 また、講演も自分のためになりました。自分の思っていることを相手に伝えるのだ
から、前を向き、大きな声で生き生きと発言しようと思いました。
 今日は立翔式という日に良い話を聞かせてくれてありがとうございました。


「いろいろと学びました」 N・O
 私は初めて落語を生で聞きました。[ぞろぞろ]という話はどんな話だろう? 最
後はどんなおちなんだろうと考えながら聞いていました。実際、落語を聞いて、とて
もおもしろかったです。おじいさんとおばあさんの会話やお客さんの話、あいむかい
(床屋)の男の人の話も、どれも笑えました。正直、意味の分からないところも、お
もしろければいいやで、すましてしまいました。
 それから、演題の「話す・聞く・思い描く」の内容は、勉強になりました。いろい
ろなことに当てはめてみたりといろいろ考えられました。「話す・聞く・思い描く」
って大切だなと思いました。
 相手の目を見て、相手に聞こえるような声の話を聞いて、頭で描く。どれも大切で、
学ぶことができました。
 また是非、機会があったら師匠の話を聞きたいなと思いました。


「これからは直接、人と話をしよう」 N・O
 私は落語というの何だか、今日まであまりわかりませんでした。テレビでやってい
ても、わからなくてすぐチャンネルを回していました。
 今日、圓窓師匠の落語の説明や落語の生ライブを聴いたり見たりして、落語とは何
なのかわかった気がします。
 師匠の[ぞろぞろ]を聞きました。初めて落語を最初から最後まで聞きました。お
もしろかったです。少し落語に興味を持ちました。もっと多くの落語を聞きたいと思
いました。だから、今度からはもしテレビでやってたら見たいと思います。
 圓窓師匠の話は、とてもためになりました。私もメールをしていますが、師匠の話
を聞いて、本当に直接人と話したりするのが少なくなったなあと思いました。
「話す・聞く・思い描く」は大切なことだなあと改めて思いました。目線もしっかり、
話を聞く人の目を見なくてはいけないということを教わりました。「思い描く」は、
師匠の落語を聞いてるうちに自然と頭の中に映像が浮かんでいました。直接話を聞く
からこそ、そういうことができると思うので、人と会話するということを大切にして
いきたいと思いました。
 今日の講演はこれからのためにいろいろ役に立つことばかりでした。圓窓師匠、あ
りがとうございました。


「ホワイトボードも使ってくれた」 N・S
 私は落語というものを聞くのは初めてだったけど、落語の説明やホワイトボードに
字を書いてくれたので、落語というものがどういうものなのか良くわかりました。あ
と、私たちがあきないようにおもしろい講演をしてくれたので、とても楽しかったで
す。
 圓窓師匠の言葉の中で私が一番心に残ったことは、「あなたたちに伝えたいから大
きい声を出すんだ」という事です。大きい声を出すことがないので、とても「話す・
聞く・思い描く」ということができたのではないかなと思います。
 あと、[ぞろぞろ]という落語を見て、聞かせてもらいました。とてもおもしろい
話で、私が今まで聞いたことのない話がでてきたので、楽しかったです。
 圓窓師匠のお話は落語をまじえて将来に関することを教えてもらったので、少しち
がう角度からのものが見えたので、とても参考になったと思います。これから自分の
将来にいかしていきたいです。


「落語の載っている教科書はいとこに見せてもらおう」 M・S
 私は「話す・聞く・思い描く」という講演を聞いて、赤ちゃんの時から聞くという
勉強をしているとは思いませんでした。でも、圓窓師匠は勉強をしているといってい
ました。でも確かによく考えてみると、そういうような感じがするなあと思いました。
 あと、落語についても聞いて、この講演まで落語というのを知りませんでした。今
まで、なんでつまんないのかなあと思ったけど、初めて聞いておもしろいなあと思い
ました。
 講演を聞いている間、ねてしまったらどうしようと思ったけど、ねることがなく、
逆に楽しむことができてよかったです。
 4年生の教科書に落語がのるということなので、いとことかに見せてもらって、落
語を読んでみようと思います。あとで、家族とかに落語のことなどを話してみたいで
す。
 いろいろなことが聞けてよかったです。聞くということも勉強のうち!! ちゃん
とこれから先、聞き流すことのないようにしていければと思います。話している人の
目を見て、聞いたりしていきたいです。とても勉強になりました。いろいろとお話し
てくださって、うれしかったです。ありがとうございました。


「落語は一人で何役もやるので、びっくりした」 M・S
「話す・聞く・思い描く」は一番身近なことだけど、できてる人はあまりいないんだ
なとあらためて思いました。私は話すことがすごく下手です。
 でも圓窓師匠はとても上手で、すごいなと思いました。
 話すのは下手でもはなすのは好きです。テレビ・パソコンを見るだけじゃなくて、
家族や友達としゃべったりして「話す・聞く・思い描く」を自然と身につけてその三
つができることがあたりまえになればいいです。
[ぞろぞろ]はどんなオチなんだろうと思いながら聞きました。一人しかいないのに
何人もの役をしていてびっくりしました。テレビでみるのとはちがってよかったです。
 噺の途中とかでおもしろいこととかをしてくれたので、楽しむことができました。
 今日は宮城中に来てくれてありがとうございました。今日聞いたことを忘れないで
生活したいと思います。


「話を聞いてくれなかった原因は、私にあった」 Y・T
 今日の三遊亭圓窓師匠の講演を聞いて、私が一番印象に残っていることは、「話し
てる人たちの一番遠い人の方まで聞こえるように話す」ということと「相手の目を見
て話しかけたり聞いたりする」ということです。
 友達と話をしていて、わたしは相手の目を見ながら話をすることがすごく少ないと、
この話を聞いたとき思いました。いつもどこかしら違うところをみて話をしていて、
あんまり私の話を聞いてもらえなくて、ずっと「なんで話をちゃんときいてくれない
んだろう。ムカつくなあ」と思っていました。
 しかし、今日の講演を聞いて、その原因は「自分」だということに気がつきました。
だから、三遊亭圓窓師匠の講演を聞いたことにすごく感謝しています。これから友達
やいろんな人と話をするとき、きちんと相手の目を見て話をしていきたいと思いまし
た。
 あと、今日の講演では「落語(らくご)」と呼ばれたのは明治20年〜だというこ
とを知り、すごくおどろきました。「おとしばなし」や「はなし」などと呼ばれてい
たことにもおどろきました。あと、噺や咄という漢字があったこと、この漢字は二つ
とも「はなし」とよむことにもおどろきました。
 今日の三遊亭圓窓師匠の講演はたくさんのおどろきと、たくさんの感謝でいっぱい
でした。また、最後の落語も楽しかったです。他の落語もぜひ聞いてみたいと思いま
した。


「ホワイトボードを使ってくれたので、わかりやすかった」 Y・T
 講演を聞いてとてもよかったなと思いました。最初はあまりイメージがわかなかっ
たのでどんな人か考えてました。聞いたときの説明や落語などはとてもおもしろかっ
たです。ホワイトボードをつかっての説明や直接の言葉での説明が楽しくわかりやす
くてまたおもしろかったです。
 落語というのは最初聞いたときはどんなのだろうとイメージがわかなかったけど、
聞いてみて落語というのはおもしろいなと思いました。
 話すことの大切さやテレビを見て一日終わるのではなく話したり聞いたりすること
の大切さも分かりました。
 頭を使わず、テレビを見て、一千万の細胞をなくす前にコミュニケーションをたく
さんしたほうがいいということも大切なことの一つであると感じます。
 自分も聞くばかりでなく友達と話したり家族と話したりしてコミュニケーションを
とっていけたらなと思いました。


「三遍稽古という勉強方法に驚きました」 N・K
 このたびは私たちのためにわざわざ講演をしていただき、まことにありがとうござ
いました。
 私は今までラジオで落語を聞いたことがありませんでした。なので、今日の講演は
とても勉強になりましたし、生の落語が聞けて、嬉しかったです。
 そして、今日の講演を聞き、初めて落語の世界では師匠が弟子に三日間同じ落語を
聞かせてそれを覚えさせ、三日後に師匠の前で覚えたことを発表させる事を知りまし
た。
 しかもどんなに間違えても「そんなのじゃない」「違う」と言って、正しいやり方
をあまり教えず、全て弟子にまかせるというところに再度おどろかされました。
 私は圓窓さんの講演を聞き、教えられた事があります。それは、人と人は目と目を
見て話をし、話を聞くということです。確かにせっかくこちらが話をしているのに相
手がそっぽを向いていたりうつむいていたりしていたらいやな気分になりますし、ま
た相手が大事な話をしているのに相手をみていなかったりしたら、相手が深く傷つく
と思いました。
 今日の圓窓さんの落語[ぞろぞろ]はとてもおもしろかったです。これからもがん
ばってください。


「師匠はあたしとは正反対です」 K・N
 今日、三遊亭圓窓師匠に会って初めて落語についてしりました。「落語」と最初聞
いた時は何なのか全然予想もつきませんでした。
 でも、師匠が私たちの前に現れたとき初めて、服装でなんとなくわかりました。師
匠はとても話し上手で、きいていてもあきない、つまらなくならない、私とは正反対
の人でした。
「話す・聞く・思い描く」このキーワードにどんな意味がこめられているのか、「聞
く」とはどういう意味なのか、全てについて今日初めて知りました。
 口と口での会話、心と心での会話、目と目での会話、やっぱり目で通じ合っていれ
ば、目の深くにある気持ちが出てきて、自分の気持ちも表せ、相手の気持ちも分かる
ことが出来る、一番良い会話だと思います。
 これから人と会話(コミュニケーション)をすることを大切に考えて、大人になっ
ていきたいと思います。
 今日は良い講演を本当にありがとうございました!!


「落語にはいろんなことが入っている」 T・N
 今日は三遊亭圓窓師匠に「話す・聞く・思い描く」という演題で講演していただき
ました。ありがとうございました。
 私は今まで演題のようなことを深く考えたことはありませんでした。「話す・聞く・
思い描く」ということは毎日行っているからです。私は人と話すとき、声が小さいほ
うだと多い増す。でも、今日の圓窓師匠のように大きい声で話せば思いが伝わるよう
になるとわかりました。今日の落語でも声が小さくて強調がなかったら、あまりおも
しろいものではなかったのではないかと思いました。話すとはあたりまえで大事なこ
とだと思いました。
 今日初めて落語を生で見て、おもしろかったです。目の動きや動作、少し話し方を
変えるだけで別の人の役になれるなんてすごいです。あと、服のそでからおさいせん
そ出すまねをするとき、本当に出しているように見えました。
 落語は一つのお話でもいろいろなことが必要で、すごいなと思いました。
 これから、この講演をきっかけに、将来のことも考えてみたいです。


「自分を見直します」 A・H
 この記念講演「話す・聞く・思い描く」はすごく楽しく聞けたし、これから大切な
ことは何かもわかりました。
「話す」「聞く」「思い描く」というのは、日常の中で行われていること。この三つ
のことを行うのに最も大切なこと、それは、目を見るということだと教えてもらいま
した。私も圓窓師匠の落語を聞き、改めてそう思いました。
 また、もう一度自分を見直してみようと思いました。私はとてもはずかしがりやで、
自分からどんどんいくというのは苦手です。人と話しているときも人の目をあまり見
ていなかったような気がします。このことを思ったんだからどんどん直していこうと
思います。
 楽しい落語をどうもありがとうございました。
 これから自分の夢をかなえていく中で、この講演会で聞いたこと、見たことは忘れ
ずに大きく成長していきたいです。本当に良いお話をありがとうございました。


「お腹の赤ちゃんが勉強しているとは!」 H・M
 三遊亭圓窓師匠の記念講演を聞いて、自分たちよりもはるかに小さい、お母さんの
お腹の中に居る赤ちゃんも、お母さんお父さんの話や、お母さんの聞いていることを
聞いて、小さいうちから話したり書いたりはできないけれど、聞くという勉強をして
いることがびっくりしました。
 また、小学校4年生の教科書に師匠の落語がのっていると聞いて「私たちの時はな
かったよなあ」と思いました。私の弟の教科書にはのっているのだろうか、とも思い
ました。
 記念講演の最後に行っていただいた[ぞろぞろ]という落語はとてもおもしろく、
私ははじめて自分の目の前で落語と聞いたので、とてもいいお話だと思いました。
 300年続く歴史を師匠は守っているんだと思いました。落語は世界の中でも日本
にしかないすばらしいものなので、もっともっといろいろな人に師匠の落語を聞いて
ほしいとおもいました。


「講演を忘れずに、大人に近づきます」 A・M
 私は落語のことはまったく知らなくて、笑点が落語なんだとずっと思っていました。
 でも、今日の三遊亭圓窓師匠の講演を聞いて、落語のことを良く知ることができま
した。
 また、「話す・聞く・思い描く」の大切さもわかりました。今年で私たちは受験生
になるので、テレビを見すぎずに脳細胞を殺さないようにしていきたいとも思いまし
た。
 そして、最後の落語のライブはとてもおもしろかったです。おいなりさんにお参り
に行くだけでもお店もはんじょうして、お客さんがぞろぞろと並ぶようにもなって、
おじいさんとおばあさんが幸せになるなんていい話だと思いました。
 この話を聞いて落語に少し興味を持つようになり、もっといろいろな落語を聞いて
みたいとも思いました。そして、私たちは大人に一歩近づくことができたので、この
講演会での話は忘れないようにどんどん大人に近づいていきたいです。
 今日は本当にありがとうございました。とてもおもしろい講演会でした。


「落語って大勢で並んでやるものだと思っていた」 T・R
 私は今日初めて落語を聞きました。それに、言葉の意味がわかりました。話してい
るときの気の持ち方など、どういったふうにすれば声がとどくのか、話してもらった
ので、今度からは教わったとおりに「一番遠い人まで聞こえるように」大きな声で話
したいです。
 前にも書きましたが、私は今日初めて落語を聞いたので、始まるまで何をどういう
ふうに話すか、まったくわかりませんでした。始まってから、落語というものがはじ
めてわかりました。
 テレビによく出る、みんなで並んで話すやつと似ているのかと思っていたけど、実
際は全然違って、一人で何人分も役をするので、とても大変そうだと私は思いました。
 でも、すごいとも思いました。役の人の位置など考えてあって、聞く人がすぐ想像
できているし、話すのを聞いているだけでなくて私もその話の中にいるような感じで、
とてもおもしろかったです。
 講演の中で、「一日中テレビを見ていると、一千万脳細胞が消える」というのが、
とってもビックリしました。私はこれからなるべくテレビを見るのは控えようと思い
ました。
 今日の講演は初めてで、ビックリすることが多かったです。 

2006・4・15 UP